エポキシ樹脂RSF816の白化原因はなんでしょうか?
【よくあるご質問】エポキシ樹脂「RSF-816」の白化について
Q1. エポキシ樹脂で白化が起きました。原因は何ですか?
A. 最も多い原因は「硬化不良」です。
エポキシ樹脂は主剤(A)と硬化剤(B)を正確に混合し、それぞれがしっかり結合しなければ完全に硬化しません。未硬化のままだと、水に反応しやすくなり、水に触れた部分だけが白化することがあります。
Q2. 配合比はきちんと守ったのですが、それでも白化しました。
A. 配合比が正しくても、混ぜ方が不十分だと白化の原因になります。
エポキシ樹脂は粘度が高いため、十分に時間をかけて混合する必要があります。混ぜムラがあると一部に未硬化部分が残りやすくなります。
特にポリエステルと違って、AとBが手をつなぐ形状の硬化方式のため、AやBが片方で残留してしまうと、手を繋げなくなり、未硬化部が残ります。
また粘性が高いため、混ぜる際に混ざりにくいことから、時間をかけて入念に混ぜる必要があります。
Q3. 混ぜ方にコツはありますか?
A. プロは「二次混合」という方法を使います。
一度混ぜた後、別の容器に移してもう一度混ぜることで、隅に残る未硬化成分を防げます。エポキシ樹脂ではこの工程がとても重要です。
Q4. 使用している樹脂の詳細情報はありますか?
A. 現在、製造元である**日本シーカ社(旧AXSON)**に確認中です。
回答が得られ次第、改めてご案内いたします。
まとめ:白化を防ぐためのポイント
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主剤と硬化剤は正確に計量
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粘性が高いため十分に混合する(数分~10分以上)
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二次混合を推奨
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水に触れる前に**完全硬化(7日以上推奨)**させる