船のデッキ張替え!ベニヤの代わりに「コアマット」は使える?強度の違いを解説
船のデッキ張替え!ベニヤの代わりに「コアマット」は使える?強度の違いを解説
船のデッキ(床)の張替えは、オーナーにとって一大事業ですよね。
「腐りやすいベニヤを卒業して、最新の材料を使いたい!」と考える方も多いはず。
今回は、お客様からいただいた「ベニヤの代わりにコアマットを使っても強度は大丈夫?」という疑問にお答えします。
Q:質問
船のデッキの張替えを検討しています。
これまでは「9mmのベニヤ板」の両面をFRP(ガラスマット)で積層していましたが、
ベニヤの代わりに「コアマット」を使用した場合、強度はベニヤ板より強くなるのでしょうか?
A:回答
結論から申し上げますと、
「曲げ強度(踏んだ時のしっかり感)」において、コアマットは9mm合板には及びません。
コアマットは非常に便利な材料ですが、本来は「強度を出すための芯材」というよりは、厚みを効率よく出すための「増肉材(バルカー)」としての性質が強いためです。
デッキに使用する場合、いくつか注意すべきポイントがあります。
1. 「剛性(かたさ)」の圧倒的な差
船の床で最も大切なのは、人が乗っても「しならない・たわまない」という剛性です。
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ベニヤ板(合板): 木材繊維が緻密に重なっているため、それ自体が非常に強い構造材です。
-
コアマット: ポリエステル繊維などに微小なバルーンを混ぜたもので、スポンジのような構造です。同じ9mm厚で比較した場合、ベニヤ板の方が圧倒的に硬く、たわみにくいです。
2. 「重量」の落とし穴
コアマットは軽いと思われがちですが、実は樹脂を大量に吸い込む性質があります。
9mmもの厚みをコアマットで出そうとすると、吸い込んだ樹脂の重さによって、結果的にベニヤ板を使っていた時よりも重くなってしまうケースが多々あります。
3. ネジの保持力
デッキに金具や椅子を固定する場合、ベニヤ板ならタッピングネジが効きますが、コアマットは内部がスカスカしているため、ネジを保持する力がほとんどありません。
ベニヤ vs コアマット 比較まとめ
| 比較項目 | ベニヤ板 (9mm) | コアマット |
| 踏んだ時の強さ | 非常に強い | たわみやすい |
| 耐食性(腐食) | 水に弱く、腐る可能性がある | 腐らない・腐食しない |
| 重量 | 適度 | 厚くすると樹脂で重くなる |
| 加工性 | 直線カット向き | 曲面にも馴染みやすい |
結論:どう使い分けるべき?
- 「とにかく安く、カッチリした床にしたい」→ 従来通り、防水処理を徹底したベニヤ板がおすすめです。合板は、耐水合板があるので、どちらかというと、そちらがおすすめです。
とはいえ、ベニア(薄板)の素材は変わらず、接着剤がフェノール系やメラミン系といった耐水性のある接着剤で構成されています。
「コアマット」は、デッキ全面に使うよりも、ハッチの蓋や曲面部分の厚み出しなど、部分的な補強に活用するのが最も効果的です!
ボートのメンテナンスやFRP資材選びでお悩みの方は、
ぜひお気軽にご相談ください。用途に合わせた最適な積層仕様をご提案いたします!
それでは!!
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