トマト工業の3D-CAD講習に密着してみた。
こんにちわ~ 総務の西部です。
今日も寒いですね。
朝の気温が-1度でした。
今日は、3DCAD講習があるという事ですので、行って来ます。
坂井主任の指導のもと、
営業の加藤さん、カンボジアリーダー、サランさんがまずは覚えます。
基本的なマウスの使い方、練習で2Dで図面を作成していきます。
難しそうですね。
しかし、みんなが出来るようになれば、お客様への納期短縮に繋がります。
いつ頼んでも、納期が速いというのは、すごくメリットですよね。
お客様からの納期の問い合わせも、減ってくるでしょう。
CADによる製図
まずは2Dで図面を書きます。
これがコンピュータエイデドデザイン、つまりCADになります。
CADが普通の絵と違うのは、寸法というサイズの概念があることです。
たとえば、お部屋でイメージするとただ絵で書くのとは違って、
サイズが正確になるので、【このスペース800mmあきそうだから、人が通れるね。】
みたいにレイアウトなどを表示する際にとても役に立つということです。
さらに、サイズの概念があることで、部品と部品の組み合わせなど、精度が必要なものについて高度に加工ができます。
そのため主に、製造業と、建設業で使われているということです。
CAM工程
CADというのは、コンピュータで製図することを云うのですが、ここから
機械ごとに刃物を設定し、どのルートで削っていくのかを指示する必要があります。
これをCAMと言います。
キャムによってより良い工具経路(ツールパス)を設定します。
ノウハウとして、刃物の選択方法、回転数、送り速度、切削方法などのデータを入れていくようでこれが料理でいうところのレシピにあたります。
トマト工業の特徴として、
①いろいろな素材に対応ができる。
膨大な数の試作開発案件に取り組んでいるのでこのデータが多い。
②生産性の高い切削ができる。
刃物の切削軌道によって生産性が大きくかわるようです。
トマト工業のCADCAMは、HSMと言われるハイスピードマシニングに対応しているようです。
非常になめらかな軌道を描き、かつ刃物の負荷が少ない加工。ということです。
これは切削負荷の少ないツールパスにすることができる。ということです。
教えてもらったのは、例えば金魚すくいで、水に沈んだコーンカップを真上に引き上げたらすぐにコーンカップが穴があきます。
しかし斜めに侵入させ、斜めに逃げることで、金魚を救うことができます。
このように刃物も最適な侵入と退避にすることで最速で刃物の負担も減らす加工ができるということを教えてもらいました。
こうしてお客様の低コスト、高品質、短納期を実現しているのですね。
こうしてツールパスを作ったら、座標点に変換して、
機械言語になおして上げる。と教えてもらいました。
とても奥が深いのですね。
CAE
さらに、CADで作ったデータは、CAE(シーエーイー)にかけることもできます。
寸法の概念が入るということは、例えば重さであったり、強度もはかることができるわけです。
そうすると、そこから強度計算をしたり、品質を調べたりできます。
これをCAE(シーエーイー)というそうです。
CADとは
普通の絵をデジタルにすること。
CAMとは
機械言語に変換すること
ということで教えてもらいました。
頼もしいですね。
ではまた紹介します。
講習で出来上がった加工品はこちら