経営と木工と風林火山
近しい人にブログ記事を添削してもらっていることは前から申し上げております。
その中でもお蔵入りしてしまったブログもあり、
中から幾つか引張り出してアップしていきたいと思っております。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は皆様おなじみ、木工風林火山でございます。
木工風林火山
集金で逃げられること 風のごとく
立てかけ部材 林の如く
資金ぐり 火の如く
在庫の山 山の如し
これらは、いまどきの幼稚園、保育園児でも知らない人はいないと言われている風林火山です。
集金に逃げられること。
これに関しては、あまり多くを語るのはやめておきます。
やっぱり少し言わせてくださいませ。
集金というだけでも手間にもかかわらず、
集金時に値切る。
いわゆる集金値引きでございます。
”振り込めよっ!”
と喉から手がでるほど言いたい集金者がどれだけ有るでしょうか?
見積もりで値切り
不具合で値切り
集金で値切る
これが値切りの3段活用でございます。
この3段活用は
そろそろ今年の
”センター試験”
にも出てくるのではないかと
思っております。
しかしながら建築業界の行儀の悪さを象徴するように、
さらに凄いものがあります。
そのさらにひどいケースというのが
現物支給です。
”えっなに、いま縄文時代だっけ?”
というようなケース、
これは極めてレアなケースであり、
遭遇できる確率は少ないですがこういったこともあります。
弊社も”サービス券”的なもので支給されたこともあります。
もっと詳しく言えば
”たずさわった建物にありがたく宿泊できるサービス券、工事代分”
です。
大企業がこんなことをしたらニュースになり、小倉さんにイヤみの一つも言われるほど大変ですが、
中小企業同士であれば下請法が適用されませんので
やりたい放題の会社も中にはあります。
平気で引き伸ばしたり、入金しなかったり、端数を切ったり、する元請けがあるわけです。
とはいえここ十年では一件も未回収という案件がないです。
全額ではありませんが、回収件数は100%です。
I本所長直伝の代金回収方法により100%の回収を果たしています。
立てかけ部材林の如く
については ボードをカットするとどうしてもはざいがでます。
は材が出る際に、
次に使える、
捨てるの面倒。
だろうということでどんどん切断機の脇におくことで
これが林の用になっていることをさします。
これがいわゆる”木工林”(もっこうりん)
という名前で存在することは広辞苑にも書いてあるだろうと思われ、半ば一般常識化しているわけですが、
これをもって
工場内エコ活動をしている。
と豪語する社長もいらっしゃるわけです。
”へんなとこに植林してんじゃねーよ”
というお声も頂戴することもあるかもしれません。
資金ぐり火の如く
これについてはまさに
火の如く回転する自転車のように仕事をまわす。
これが資金ぐり火の如くの状態でございます。
最期などは在庫の山、山の如しとあります。
これは山×山、2つで韻を踏んでいるという、
エグザイルもびっくりの”ラップ振り”でございます。
これは在庫が森のように盛り上がり、
それがさらに山になり
ついには
”山脈化” してしまうこともあるという
非常に奥深い教えでございます。
これがさらに成長すると
木工用語でいわゆる
”チョモランマ”
という状態に進化することは周知の事実かと思います。
下の方の板が重圧で押しつぶされ、波うち、地層のようになります。
奇跡的にこの状態から使用できる板を発掘した場合は、
これも木工用語で
”化石発見”
という用語で広く知られています。
この木工・化石発見は、
日本二大ふしぎ発見として有名であります。
このあたりも含めてチョモ・ランマという状態であり、
このような状態になった工場で欄間(ランマ)を作ったりするわけでございます。
近しい人に添削をしてもらっているわけですが、
ひさしぶりに
”ヒドイ”ものを
見た。
という案件のブログであります。