栂池サイクルクラッシック
さてみなさまこんにちは。
まぶちでございますよ。
先日子供がしょんぼりしてるんで、
聞いてみると
”シャトルランの練習”があったんだけど、本気を出せばもっと行けたのに、
本番がなくなって、その練習の数字が本番になってしまった。
ということを言っていました。
シャトルランなんか楽しみにしてるの学校で一人だけだと思うんですが、
後悔してたので
”次にチャンスがあると
おもっちゃあいかんよ。
常に全力出すようにしようよ❢❢”
と言いました。
むかし中学剣道のときに後悔することがあったので、それを子供に話すと、
真剣に聞いてましたよね。珍しく。
○サイクルクラッシック
さて、日曜は栂池サイクルクラッシク。
土曜はよるに白馬入りして
お客さんのペンションに泊まってきました。
前回納品に行ったときのことをおぼえていてくださりました。
https://www.jalan.net/yad323531/
https://www.jalan.net/yad323531/
朝6時の白馬八方尾根方面
会場は栂池スキー場です。
ここは北アルプス山麓グランフォンドで毎年くるのですが、入り口しか入ったことがありませんでした。
市街が奥に広がっていてびっくりしました。
巨大な観光地になっています。
夏は登山客中心なのでひっそりしています。
スキー場らしくアップダウンがすごいですが、ヨーロッパの町並みみたいでたのしいですねぇ・・・
心拍を一旦レースペースの160に入れておきます。
○負けられない戦いがここにある。
前回の王滝は惨敗で、本当に後悔が残るレースでした。
”次にチャンスがあると
おもっちゃあいかんよ。
常に全力出すようにしようよ❢❢”
子供に自ら言ったことばを反芻します。
全力を出す事。
こころに決めました。
スキー場の規模でいうと志賀高原、八方などと並んで、日本屈指のスキー場のようです。
私はまったく滑れないのでアレですが・・・
頂上にいくと寒いとおもって本来は防寒具を持ってくるべきでしたがわすれたので、
コンビニで女子力の高めなデオドラントシートとこの
ナイロンハイソックスを購入❤
スタート地点は麓の方です。
ここから17.1km標高差1200mを駆け上がります。
スタート地点では
セキサイのH岡さんにお会いしました。
体型も絞れてきているようです。
”ちゃんと食べてきたー!?”
心配されますが、170kcalの菓子パンを2個食べてきました。
60キロのレースなら体内のグリコーゲンと共に十分だと判断しました。
この後暗雲が垂れこめてくることも知らずに・・・
○スタート地点
その後同じ年代別の方々と
いろいろ話をすることができました。
関東から来られている人、地元長野の方、
試走できてないですが、コースプロフィールを教えていただきました。
序盤2kmが急勾配、2kmがやや平坦あとは7-8%の上りということです。
○レーススタート
前の方にはグランペールやベローチェ、アクア・タマなど
超強豪チームのジャージが見えます。
間違っても最初ついていかないことが、前回の反省です。
王滝の敗因を活かすべく、300w超を出さないように、序盤のレースペースについていかないように注意します。
序盤は目標パワーを設定しました。
目標パワー
それは、いつもの自分よりちょっとだけ下駄を履かせたパワーです。
このくらいのパワー出せたらいいな。というパワー。
いわば、絶好調であることを前提としたパワーです。
しかしこの目標パワーが猛烈に脚に乳酸をためる原因になったようです。
序盤でそうそうにタレがやってきました。
心拍は開始わずか5分で180を突破
心拍180というのは車でいうところのレッドゾーンです。
平坦区間で多少回復するも、その後は徐々に上がりだし、以降180を常に超えた数値を出しています。
回るはず、回るはず・・・・念仏のように言い聞かせますが、反比例して下がってきます。
それもそのはず、標高は1,000m近い高地から標高2,000近い山岳に登っていくわけなので。
標高によるパワー補正が必要で、
目標がすでに自分の実力を超えていたと思います。
完全に反比例して心拍が上がりパワーが下がるという傾向になっています。
180はレッドゾーンで最高心拍191拍の95%です。
出典POLAR心拍計より
ターゲットゾーン | HRmaxの強度%
HRmax = 最大心拍数(220-年齢)。 |
例:成人(30歳)で最大心拍数190 bpm(220–30)の場合の心拍ゾーン。 | トレーニング時間の例 | トレーニング効果 |
---|---|---|---|---|
最大 | 90–100% | 171~190bpm | 5分未満 | 効果:呼吸および筋肉への最大またはそれに準ずる効果。
体感例:心肺や筋肉への重い疲労感。 対象:経験を積んだ、鍛えられたアスリート。通常、短いイベントのための最終調整など、短期間に限定。 |
ハード | 80–90% | 152~172bpm | 2~10分間 | 効果:早い速度での持久力を維持する力を向上。
体感例:激しい呼吸と筋肉への疲労感。 対象:経験を積んだアスリートの通年トレーニング。短いトレーニングから長いトレーニングまで。競技のプレシーズン中に、より重要度を増す。 |
中 | 70–80% 133~152bpm | 10~40分間 | 効果:一般的なトレーニングペースの強化。中強度の運動をより容易にし、運動効率を改善する。
体感例:コントロールされた一定の速い呼吸。 対象:イベント向け、またはパフォーマンスを向上させたいアスリート向け。 |
|
軽 | 60–70% | 114~133bpm | 40~80分間 | 効果:基礎的な身体能力を向上させ、回復を促進、新陳代謝を増進させる。
体感例:軽めで心地よい運動。軽度の筋肉および心血管への負荷。 対象:ベーストレーニング期間の長時間トレーニングセッション向け。競技シーズンの回復運動向け。あらゆる人に。 |
低 | 50–60% | 104~114bpm | 20~40分間 | 効果:ウォームアップやクールダウン、回復を助ける。
体感例:非常に容易、軽い負担。 対象:トレーニングシーズンを通して、回復およびクールダウン向け。 |
わずか数分で180を超えてしまったのであとは悶絶するくらい長い時間が続きます。
心拍数が高いと体感時間が長くなるんではないでしょうか。
前回王滝で179拍で登っているので、もっとできるだろということで
心拍を一旦下げるのではなく、逆に上げる方向で追い込んでしまっています。
今回は殆ど景色が見えていません。
パワーと心拍のみを見て走ります。
走行距離を知らせる看板があるのですが、頂上までの1キロ1キロが無限にも思える時間でした。
水分は300ml持っていってますが、息ができず、
心拍が上がるので、あまり頻繁に飲めません。
心拍数は100%近く。
体感は
海で溺れてる感じですね。しかしチームジャージきて無様な敗戦は許されないのであります。
心拍は一定をキープしていたつもりですが、最後の数キロになると皆脚が揃ってきます。
年代別で後からスタートした年代の上の強いひとが右から抜いていったので、
もうその人についていこう。それしか考えませんでした。
落ちかけたパワーが一旦上振れします。
前の走者が強いので、昔のオギ練を思い出します。
”ついていくんだ。ついていくんだ。
そうすれば強くなるはず・・・”
どれだけ心拍を叩いても一向にパワーが上がらない状況は
どれだけ心拍を叩いても一向にパワーが上がらない状況は
前回と同じです。
ただ、今回はその敗戦を糧にもっと強く、もっと速くならなければならないのです。弱いなりに。
”次にチャンスがあると
おもっちゃあいかんよ。
常に全力出すようにしようよ❢❢”
子供に言った言葉が自分の中に絶対にゆらぐことのない基礎としてあったのだと思います。
ペースはあがったものの、引き換えに心拍が190台に突入。
これはレッドゾーンからさらにアクセルを踏み込むようなものです。
最大心拍191なので
想定心拍ベースの100%を突破しています。
ここから最大心拍数と思われていた191をこえたペースで12分間も走っていることがわかります。
そしてついに最大心拍196を更新。
子供にも
”いつだって全力”言ってますのでね。前回の王滝もそうですが、もっとがんばれたのではないかという
悔いを残すくらいなら、ここで頑張るしかないと思ったんだと思います。
悔いを残すくらいなら、ここで頑張るしかないと思ったんだと思います。
シクロスフィアのデータによると
このレースピークとなる、
最大心拍196
を計測したまさにその瞬間一旦ペースがガクッと下がっています。
路肩の砂利にはいってしまったのです。
ふらついたんだと思います。
ここから後続の邪魔にならないよう左端によって走っています。
止まりかけてスピードがさがったことで
ここで心拍が一旦下がっています。
○栂池の頂上で・・・
その後、後ろから来た人についていこうとします。
ここではまだ正常とはいかないまでもはっきりとした意識がありました。
最後の最後、ゴール前10m
前走者がゴールへのラストスパートでペースアップしました。
ここからはもう、本能であり自分の無意識の領域です。
”行くんだ!!”
”ついていくんだ❢❢❢”
しかし、すでに最大心拍ベースで長時間登り続けているのに、どうしてここからさらにまたアクセルを踏み込むようなことをしたのでしょうか?
ついに制御を失いふらつきだし、アスファルトに転倒・・・・・
通勤などで走る量は多いんですが、大雪の日をのぞいて
いままでほとんど落車したことはありません・・・
それでも制御を失った状態になっていたようです。
記憶が曖昧なのですが、
あとから聞いた話では、
ビンディングつけたまま自転車で2回転倒し、
ここから
自転車でのゴールを諦め
左側の草むらに転げながらもがいて這いつくばってゴールを目指していたようです。
よく考えれば自転車にタグがつけてあるので、人間だけゴールしてもゴールにならないことは通常であればわかるはずです。
ここでゴール前で見ていた方々が何人もこちらに走って寄ってきていただき介抱してくれたようです。
また選手の中にはレース中にもかかわらずゴール直前で止まってくれた方もいたみたいです。
意識が混濁するなかゴールを目指して這いつくばっていたのですが、
左右にバランスをとることが叶わず、
倒れながら這いつくばってゴールを目指していたようです。
貞子のように。
ボロ雑巾のようになったわたしは、
急いで集まってきてくださった皆さんに抱きかかえられ
そして布団の上に敷いていただき、
ゴール前10メートルでリタイアとなりました・・・・
続く・・・・
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ヒルクライムレース連戦お疲れ様でした。
長いヒルクライムレースではペース配分が難しいですね。レースとなるとアドレナリンのせいか序盤は普段よりきつくなく感じるのですが、やはりツケは回ってくるので。。。
この辺りには超級山岳が無いので、余力を残したままゴールするようなペース配分で走ってみるのもよいかもしれないですね。
また練習よろしくお願いします\(`・ω・´)/
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いつも楽しく拝見しています\( ˆoˆ )/
えーっ!!
お身体大丈夫なんですか?!
ブログを書いてらっしゃる位なので、多分大丈夫なのだと思いますが、お気を付けて下さい。
(僕も落車で怪我をすたばかりなので…^^;)
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大丈夫ですか⁉︎⁉︎⁉︎
レースの時はパワーメーター見ずに心拍でレース配分考えてもいいかも。
心拍も95%以上なんて普通の人なら少しでセーブしてしまいますので、マブさんの強靭な精神力のみで持続していると思います。
自分は90%以上95%以下を目安として、上がり過ぎたら重いギアで心拍下げたりしています。
まぁマブさんより遅い人の戯言なので、説得力ないですけどね(^^;;
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意識が飛ぶまでって、一体どれだけ追い込んでいるのですか!
僕はヘタレなので、レースをやっていた時でも、そこまでは追い込めません。
やはり入れ込みすぎて気持ちばかりが前に出ている感じでしょうか…
少し落ち着いて、ゆっくり登ってみませんか?
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なんと壮絶な、、、。
最近何か背負い過ぎてないですか?
最近のマブさん見てると、危なっかしいです。
レースは結果が全てかも知れませんが、以前のマブさんは速さより自転車そのものを楽しんでいたような?
時には一歩下がる事も勇気だと思いますよ。
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マラソンやってた時にそれに近い感じの人見たことありますけど、貞子の執念まではいってなかったですねー(^_^;)
アドレナリンとか人のことは言えませんが、命削りすぎも良くないですよ。若くないんだからカラダの声を聴くために一度LSDから立て直した方がいいですね。
しかし、こんなに苦しくてもレースはやめられないんですよねー(^_^)
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アドレナリンの影響ありつつも、最初からめっちゃきつかったです(笑)
片知が唯一の超級ですが、最初の激坂で脚が終わるんですよね!
テルくんについていける自信は全くありませんが、また練習しましょう❢
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こんにちは❢
回復力はすごいので、ピンピンしてます!
僕の方はただの擦過傷ですが、
怪我の具合はいかがですか❢
お大事になさってください。
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最近さらにパワーアップしているトシさんについていける自信はありませんが、重いギアで心拍を下げる≒筋肉で乗る!ということでしょうか?
重いギアも挑戦しないといけませんね❢
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確かに勝手に背負い込みすぎて暴走した感が・・・
傍からみたらやりすぎ感満載ですよね(笑)
すこしペースをおとしつつ自転車に乗っていければと思います。
ありがとうございます!
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貞子まで行くとかなりキモがられるので、注意が必要です(笑)
前走者が過去のオギ練に見えて反射的に追いかけてしまったのかもしれません。
ヒルクライム3連戦の最後、乗鞍スカイラインは楽しんでいきたいです❢
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ご心配おかけしました。
僕も自分がこうなるとは全く思っていませんでした。
おっしゃる通り無茶な目標で気持ちが先行してしまっていました。
一旦また笑って峠登れるようにしたいとおもいます❢❢❢