東京出張
今日は東京出張です。
朝7時に出て高速バスで名古屋まで
名古屋から新幹線で東京までです。
田舎者は大変です・・・
東京からは王子駅まで地下鉄、ここから徒歩40分で
株式会社ARSさんにいってきました。
http://www.ars-funen.co.jp/
ここでは不燃認定試験のコーンカロリーメーター試験がお値打ちに受ける事が出来ます。
公式機関ではありませんので、本認定は取れませんが、そのまえの事前試験ができます。
これがその最新鋭コーンカロリーメーターです。
本試験と全く同じ設備のため精度の高いデータが取れます。
本試験は大変高額です。そのため一発合格するためにいくつか試作、試験というように段階を踏む必要があるのです。
最近は耐火偽装などの問題により、不燃認定試験も大変厳しくなっております。
重要度合いは増しているのではないでしょうか?
さてさてこの不燃という認識ですが、字面上まったく燃えない。という認識を持たれている方が多いですが、
そうでは無く、ある一定の状況下においてどれだけそのモノ自体が燃えづらいか。を計るものです。
不燃建材であるはずの石膏ボードの両面に紙が貼ってあるのは、紙が多少燃えてもそれが微量のため8mjを超えない数値であるという事です。
そのためどのぐらいもえづらいか。によって
難燃→準不燃→不燃
というようにグレードが決まっています。
不燃試験を通るにはざっくりと以下の③用件が必要になります。
①一定の条件下において高熱(600℃)を表面にかけた際に発生する熱量が8メガジュール以下であること。
この度合いが
5分8メガジュール以下が難燃
10分8メガジュール以下が準不燃
20分8メガジュール以下が不燃
となります。
②燃焼試験において有毒ガスが発生しないこと
これは火事の際にいくら燃えづらいとはいえ、有毒ガスがでては何の意味もありませんよね。
そういった意味合いの物です。
③亀裂、ハガレなどがないこと。
これも火事の際にいくらそのものが燃えづらいとはいえ、崩れ落ちたり、壁の反対側に容易に火が通るようでは
何の意味もありませんよね。
そういった意味合いの物です。
さてさてざっくりと説明しましたが、
パソコンでデータが出てきます。
これがコーンの形をしたコーン型の燃焼試験器です。
ここが600℃の熱を基材の表面にあて、基材から発生する熱量(メガジュール)を計ります。
実際は8MJという規定があるものの、本試験では3回チャレンジするためブレがあるとアウトになってしまいます。
そのため事前試験にてきちんと性能を調べておく必要があるのです。
このあとお客さまのところで商談して岐阜まで帰ってきました。