改善活動事例その1
トマト工業の改善活動はごくごく基本的な物です。
動作経済、パレート2-8の原則に基づいて
それぞれの業務範囲でスピードアップのための工夫をするものです。
動作経済
①動作をまとめておこなう。
②動作距離を短くする。
③重力を意識する。
④動作を道具をつかう。
⑤動作を両手で行う。
が基本ベースですがコレを意識しています。
例を少しづつ挙げていきたいと思います
◎オイル交換時の色別対応
各オイル給油口にあるシールと対応しているので、間違えて添加することがありません。
また半透明の容器を使用しているので、残量がすぐに分かります。
まずは基本的な例です。
機械のオイルというのは
タービン油
マシン油
潤滑油
など様々な種類があります。
そのため注油作業時に対応するオイルを探し回っていました。
現在は上記写真のように
1.マシン油=ブルー
2.タービン油=イエロー
というように色別で対応させてあります。
対応する給油口にも色シールが貼付けてあります。
これは探し回るムダの削減だけでなく、間違えてしまうというリスクを避ける効果もあります。
◎手差し印刷時のガイド
これも基本的な改善です。
良く送り状等を印刷するときに手差し印刷の場合、裏表や、方向を間違えるケースが多かったです。
分かりにくいですが、手差しの場所に方向や裏表がしるされてあります。
それをこのガイドシールによって送り間違いのムダを削減しています。
これは工場内に散らばっていた工具その他備品を1箇所にまとめるためのガイドケースです。
色別になっているのでカテゴリでわけててあります。
◎Z式レバーハンドルの改善
従来は2穴差しファイルを使用していました。
穴刺しファイルの場合、A4の用紙をそろえて穴を空けるなどする工程が必要でした。
全てこれをZ式レバーハンドルに変更することでこれらの工程が必要無くなりました。
従来
用紙をそろえて穴パンチで穴を空ける。
ファイル差しのガイドを取り外す。
用紙を入れる。
ファイル差しのガイドをセットする。
↓
Zレバーを空ける。
用紙を入れる。
Zレバーをセットする。
4工程が3工程になりました。
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