岐阜の秘境【黒川】にいってきた件

 さてみなさまこんにちは


冬場のトレーニングと言えばなんでしょうか?

我々いっつも山岳にいってるメンバーは自転車はとても危険がいっぱいなのです。

ツルりんこしますからね。

アラフォーくらいになるとあんまりツルツルしないもんですが、

まぁ頭の方はのぞきましてね、

僕ら自転車のりは冬場ツルツルしちゃう。

非常に危険なんで、山登りをするんですよ。


山登りを。

これがまたいいんですね。

○冬の山登り

あっ山登り言っても本格的なものではないです。
完全なド素人なんで。

里山や低山とよばれてるものです。

何がいいんだって話ですが、

低山になると歩きやすいんです。

また空気が乾燥しているからか、遠くまではっきりと見渡すことが出来るんです。


○白川という町

さて、山登の話は一旦置いておいて、今日は白川町の話


前回、東白川森カフェライドを開催しましてですね、このエリアを散策したんですが、大いなる発見があったんです。


古来、白川というと、今で言う国道41号がなく、標高600mの久田見高原あたりを突っ切って下呂や金山に向かう。

そんな場所だったんです。

しかしこの白川町、山岳をのぞけば国道41号を通らないと関に帰れないため本当に怖いんです。

しににいくみち
とおぼえてほしいんですが、

岐阜で41、19号はほんとにやばい。

自転車で通る道じゃないんで。

前回の発見というのは、
ホームコースである菅田、金山ルートから下油井を抜けて野原城址を抜けるルートからいくとめちゃくちゃ快適。

信号もないですし、車も全く通らないんです。

そこには巨大なサイクリングロードが存在していたんです。

岐阜県3大サイクリングロードと言えば
1.背割り堤
2.郡上側道
3.下呂側道
なんでございますが、
(適当に言うな!)
匹敵するほど快適。



さて白川というのは一つの集合体ではなく集落の集合体である。

これはかの福沢諭吉の有名な言葉でありますが、
(言うかバカッ❢❢❢)

大きく分けて
白川口、佐見、切井、三川、そして今回の黒川

こうやっていくつもの集落に分けられるんです。

各エリアは自転車では簡単にいけますが、
町内がめちゃくちゃ離れてるんです。

中濃というのは谷で成り立っています。
それぞれの集落が谷によって形成され、そこに独自の文化が存在する。

そういうのドキドキするんですよね。
みなさんもそうでないかと思います。
(全然ちがうわ❢❢❢)

というわけで【秘境】こういった言葉に対しては岐阜県というのは大変に恵まれた地域ではないかと思います。

○岐阜県に来たらおさえておくべき【10の秘境】より抜粋
1.石徹白村・白山山麓の秘境
2.小川村・小川峠の奥地に忽然と姿をあらわす高原の村
3.佐見村・金山から延々15km走ってようやく見えてくる中濃の僻地
4.久田見村・標高600mの高原にある町
それに今回の黒川村

巨大な町であり広大な平地が広がる高原の村
寒陽気山、二ッ森山など標高1000m超の高山に囲まれた山岳の僻地

というわけでこの黒川に向かうことにしました。

目指すは黒川の最奥に近い大黒屋(だいこくや)さん。

FLATさんおすすめの和菓子屋さんがあります。

手前のぬい屋さんは、絶好のエイドステーションです。


さて、ルートは金山から下油井を抜け、野原城址を見つつ峠を超えて白川口へ向かいます。

山岳を切り開いて斜面に立派な日本家屋とお茶畑があります。

そこかしこにお茶用のプロペラが回っています。


斜面を縫うようにして道路が走っております。


白川は”お茶”と”建築”という2つの産業の柱を持っております。

お茶や東濃ヒノキに代表される高品質なひのきは寒暖差が激しい過酷な状況であるために発展したのでしょうか。

町内に小さな峠がいくつもあり、それを超えていかないと次の集落に行くことができません。峠によって隔絶された集落は独自の文化を持っていたのかもしれません。

一旦、白川口に出ます。

ここから三川、蘇原と超えて分岐を黒川方面へ向かいます。

ここから川を延々10km以上登って黒川の村へ。

とにかく標高がどんどん上がっていきます。


片道75km,獲得標高1052m❢❢❢

補給食をどれだけとってもパワーが下がってきます。
多分低血糖かな。

それもそのはず、消費カロリーは通常10kmに対し300kcalをかけますが、
標高がすごいのでほぼ山岳なんですね。


おそらく行きに関しては10kmすすむごとに400-450kcalくらいかけないと行けなかったと思います。
つまりは、驚愕の3000-3400kcal❢❢❢

風が強いとだいぶカロリーも変わりますしね。
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気温は白川口で14℃程度あったのが、11℃程度
やはり寒い・・・

かつて栄えたであろう中心商店街に入っていきます。

寒陽気山方面と、二ツ森山方面に分かれていきます。

標高は4-500m

寒い寒い。

一つは東白川へ。一つは中津川へ。
それぞれ分かれていきます。

商店街を通り抜け、さらに2kmほど北上します。


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黒川の奥地に立派な和菓子屋さんがあります。

ここが大黒屋さん

歌舞伎座もあり、なにやら不思議な空間ですねぇ・・・

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キレイな店内にはお茶をモチーフとした和菓子がズラリ。


低脂肪な和菓子はサイクリストにピッタリ。

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なにがおすすめだったかな・・・・


というわけで茶ドラ焼きと生クリーム大福を購入

ドリンクはもちろん白川茶ですね。

【大黒屋さんの由来】

”大黒屋さんの屋号の黒は【黒川】の黒ですか?”

女将さんに聞くと、関係ないとのこと。


しかしこの黒川、かつてはたくさんの人々が暮らしておりほぼ全ての生活をこのエリアで完結できたとのこと。

たしかに食堂や、スーパー、床屋さん、和菓子屋さん、中華料理屋さんなどたくさんのお店が今尚存在しています。

いく途中に、鉱山跡と看板がありました。


武田軍は黒川金山というのを持っていました。

もともと


もしかすると鉱山からでる鉱物の影響で黒川と名付けられたのかもしれませんねぇ・・・


しかし、秘境×鉱山て、このロマンがすごいですね。

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轟々と吹く風の中、どらやきを食します・・・・



”ウマ・・・・・・・・・うますぎるで❢❢❢”
むかしあったハムのCMをオマージュしながら一人で喋ります。
(完全にあやしいひとだろ❢❢❢)
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全身に和菓子特有のほのかな糖分が染み渡っていくよう。

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寒陽気山と思われる山が見えています。

寒いのか暖かいのかどっちなんだよという名前ですね。

白川という町、
斜面を切り開いて茶畑とし、平地では田畑があります。

巨大な盆地にたくさんの家々が立ち並んでいます。

ここをでて帰路に付きます。

片道75km

ずっと下り。

白川町にでて、41号沿いに帰ってきました。

帰りはショートカットで合計130km
体へのガタはそれほどありませんでした。

前回の160kmよりは多少耐性がついてきたよう。

調子が上がってきたのかもしれません。

この調子で行きたいものです。

秘境白川町黒川ライド
おわり





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