名古屋木工機械展2015のへ行ってきました。
今週は、出張が多く本日のPMより弊社の坂井と木工機械展にいってきました。
帰社後ブログを書いております。
10時と10時30分にお客様の来客があったため大変バタついた一日でしたが、
ポートメッセに行くことができました。
展示会場は、名古屋ポートメッセの3号館
形状としては一番大きいブースですが、それでも昔は3つとも使っていたようで、かつての栄華がしのばれます。
先日メッセナゴヤに出展してきたばかりなので、その人出の違いは歴然ですが、それでも
当日は結構な人出で活気がありました。
さて、入ってすぐのブースには、ホマッグジャパンさんと、ホルツテクニカさんが両脇を固めています。
これがいまの木工機械の潮流を表しているような気がします。
ホマッグ製の全自動エッジバンダー(縁貼り機)
そのお値段なんと約8,000万!
ちょっと手がでないので、次へ。
こちらがホルツテクニカさん。
説明をしていただき、熱心に話を聞きます。
それぞれのメーカーごとに特色があります。
エッジバンダーというのは、化粧板などの切断面に縁材とよばれる面材を貼り付けるものです。
これだけの工程があるわけです。
さて、この蝋燭の塊のようなものはなんでしょうか?
これが接着剤となります。
これを高熱で溶かしながら塗布し、貼ったものの両端を落とし、面をとって、バフをかけて仕上げます。
それをなんとこの機械一台でおこなうというのだから驚きですね。
裏側はこのような機構がついています。
木工機械というのは、金属加工のような箱型マシンとはことなり、大判の加工が主ですので、ダイナミックでわかりやすい機械が多く、とてもおもしろいです。
明日からまだ3日やってますので、是非ポートメッセにお越しください。
工房などで人気のスライドソーです。
こちらはシンクス社製のボーリングマシン。
本当は、今度入ってくるトマト工業の機械が前回のパネルソーに続き、ここに並ぶ予定でしたが、サイズが大きすぎるので今回は他の機械が並んでいます。
シナックという自社製の制御装置が入っているよう。
トマト工業はFANUCという制御ですので、ちょっと操作系が異なります。
シナック制御は操作が簡単であり、FANUC制御はソフトによりますが、複雑な加工が可能です。
毎分75mです。4.5km/時速ですので歩く速度と同じくらい。
相当高速です。
体感としてはビューン!!という感じ。
国産にしては珍しく高速です。
トマト工業でも採用しているダイヤビットです。
ダイヤは超硬、ハイスなどと異なり、硬度が硬くケイカル板などの切削に適しています。
ただしびっくりするほど高いです。
合板の単板を製作するための機械。
木工というのは、
木工、家具、建具、大工、製材などの総称。
結構幅広い分野にわたって活躍しているのです。
井上社製集塵機。
今回ケイカル板、フレキシブルボード、インシュレーションボードなどの加工、切削のための集塵の商談も合わせて行いました。
丸太の製材用機械。
レーザーで外周の凹凸を図っていました。
こちらは柱材加工機
このようなおしゃれな金属加工用マシニングセンタの形をしています。
平安鉄工社さんは、こうした最先端の加工機の製造が得意です。
ボーリングマシンも。
トマト工業にあるNC343はこの平安鉄工社のNCルーターですが、FANUC制御で、機械剛性も高いので故障が極端に少なく、信頼性が高いです。
無事これ名馬なり。
といった機械。
これが日本製の良さではないでしょうか。
丸仲さんの印刷機。
化粧板を製造しています。
化粧板のエンボスも見事に再現されております。
山本ビニターさんの高周波接着機。
電子レンジのような機構で貼合を行うもの・・・らしいです。
海外製、日本製それぞれの良さが出ていた展示会でした。
昼前に会社を出たのですが、あっという間に終わってしまい、
それぞれ各機械メーカーさんのお話を聞くことができた大変素晴らしい1日でした。