入力スピードアップのために!
工場の加工をやっているといろいろな改善点が浮かんできます。
合理的な思想でいくと
刃物があたっている時間以外はすべてムダ!
ということが言えると思います。
コレ以外の作業時間はすべて削るべき対象であり、
0に近づけることが理想となります。
小汚い工場ですと、作業物をどけたり、ホコリを払ったり、異物を取り除いたり、とムダの極致のような作業にお客さんの大事なお金を頂いていることになります。
このような会社は、たいてい作業加工費が高かったり、あるいは従業員の給料が激安だったりするのではないでしょうか。
つまりムダを省くということはお客さんと従業員の両側にメリットがある唯一の行動ということだと思うのです。
以前改善活動で一般事務に関しても
このような思想を取り入れようという話が有りました。
確かに、現場だけにこのような超合理主義を押し付けるのはどうかと思います。
そこで一般事務に関してもよりスピードアップするということを念頭において
改善活動を行います。
パレート2-8の原則という理論があります。
2の重要項目を攻めることで8の効果を生み出す。
簡単にいえば、要領の良い子供は
教科書でよくテストにでる、2割のみ一生懸命に勉強します。
ところが要領の悪い子供は、
教科書全部を勉強するので、勉強量が最初の子の何倍にもかかわらず同じ点数ということがあると思います。
一般事務において2割の重要項目とはなんでしょうか?
これは紛れも無く、入力作業だと思います。
これはタイピングスピードですが、
トマト工業では独自のトマト工業スピードワードという簡易コードのような文字を使って
ルーチン(繰り返し)作業の高速化を計っています。
それにくわえて、単純な入力作業のスピードが大切という観点にもとづいて
現金支給の自己成長型テストを行っています。
10分で何文字タイピングできるかを計測するものです。
定期的に計測し、各自のスピードを早めようというものです。
原則は2つ。
1.AIUEOの母音は必ずどんな文字でもはいるので、ここを必ず覚える。※最重要ポイント
2.日頃から運指表にもとづき、この運指以外は行わない。
ということが原則です。
さてさて
10月29日がその第一回テストの日にちでした。
10分でできるワード数
50文字 おじいちゃんレベル
100文字 一般遅いレベル
200文字 一般人レベル
300文字 少し早い一般人レベル
400文字 事務員レベル
500文字 早い事務員レベル
600文字 高速事務員レベル
700文字 高速管理者レベル
800文字 高度管理者レベル
900文字 高度会計レベル
1000文字 名人レベル
1100文字 仙人レベル
1200文字 神レベル
というようにランク訳し、それぞれ
300文字以上 1000円
400文字以上 2000円3級レベル
600文字以上 3000円2級レベル
900文字以上 5000円1級レベル
1100文字以上10000円
というように会社から支給されるものです。
今回チャレンジは3人でしたが、それぞれ
500、560,880と大変よい数字が出ました。
これは良い意味で予想以上でした。
ただ一つ注意点は、目先のスピードにとらわれてやりやすい運指にならないように気をつけるべきだと思います。
今は遅くても正しい運指(動作距離が最短になるような)を日々習得していってほしいものです。
みんなの今後の成長がますます楽しみです!