下呂温泉に行こう!ゴールデンウィーク・ロングライド2

皆様こんにちは。

先日朝、会社の長靴を履いてトイレ掃除をするんですが、


水を豪快にパシャーっと。

どうも足がジクジクするな・・・

と思ったら長靴から浸水してましたね。


”そこは死守せいよ!”

突っ込みがでましたよね。

こんにちはまぶちでございます。

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さて、下呂温泉に行こうですが、

1ヶ月で7kgと病的な痩せ方をしたチームのユウさんとロングライド。

上之保放生峠超えは
ほとんど足付き無しでクリア。

出力体重比が大幅に改善されていますね。

出力体重比は

1.体重を軽くすること

2.出力を上げる事。

が条件ですが、

おそらくその両方共上がっているのでしょう。

自転車に乗り込んでいくと劇的に坂が楽になってきます。
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今ではママチャリでは登れないような坂を脚もつかづに登っています。

まぁこんなところを普通のチャリで越えようとは思いませんが。

ハァハァハァと息を一定のリズムにしながら登っていきます。

木漏れ日の中、チュンチュンという鳥の鳴き声やゴーッツ、

さらさらさらさらという葉の音をBGMに淡々と登ります。

木陰に入ると下からの冷気で体が冷やされます。

一人で淡々と登るのもいいですが、しゃべりながら登るのはもっといいですね。

峠を超えて岩屋第二ダムから岩屋第一ダムへ。

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せきサイクルツーリング山岳100Kmほとんどグランフォンドレベルですが、

ここに向けてチームみんなで調整しています。

Facebookなどで近況が入ってくるんですが、今日は何十キロ走ったよ!とか

最近は100km走ったよ!とか情報が入ってくるのでとても励みになります。

このあたりがチームの良さではないでしょうか。

しかしみんななんとか登れるように!とか言ってましたが、

すでに余裕でクリアできるほどの実力をつけていると思います。

良い刺激が生まれていると思います。

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ダム湖の畔に集落が見えます。

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下呂に抜けるにはこのトンネルを使います。

非常に長いトンネルで山脈の中を一直線に走り抜けます。

ほとんど車が通りませんね。

トンネルを抜けると反対側に。

ここからは国道です。

時折大型トラックがごォーっと音を立てて走り抜けます。

すこしでも

邪魔にならないように左側にベッタリと寄せて走ります。

少し行くと門原トンネルが。

飛騨街道随一の難所をこの手掘りトンネルで回避した。

ということです。

昔は転落事故が相次いでいたということでこの飛騨の国の特徴を表しています。

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いま国道が走っている所に旧道があり、巾1.5m、落ちたら川へまっしぐらのような道があったのだと思います。

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そしてこれが屏風岩。

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大きいですね。岩盤が切り立っています。

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手掘りトンネル。
結構ガッタガタ何ですよねこれ。リアルに。

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雄大な自然にあふれています。

道路沿いには藤の花が綺麗です。

桜とか藤とかいう花はとても自己主張が控えめでいいですね。

周りに溶け込んでいます。

アメリカンなチューリップとかひまわりにはない

美というものがありそうです。

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ユウさん、前回とくらべて明らかに細くなってます。

服もダボダボですね。

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突き当りに来ると下呂方面へのT字路に。

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ここから国道41号を走って行きますが、

後続のユウさんの脚が動かなくなってきました。

前回は100km走って峠超えをしましたが、

そのライドに比べて明らかにタレるのが早すぎます。

最初であれば疲労などが想定されますが、

現在のちからからするとタレるのは力より別の何かが想定されます。


おそらく朝からほとんど補給していないため体内のグリコーゲンが枯渇しかかっている可能性を疑います。

”ぜんぜん食べてないですけど、大丈夫ですか??”

筋トレもしているようで、相当ストイックな生活をしているようです。

僕は実走のみで筋トレなんてほとんどしたことないですからねー

第一苦行過ぎて続けられないですよ。

すごいなぁ・・・と関心しきり。

今日だけでも

消費カロリー的には凄いことになっていると思います。

前半の獲得標高で1,000m近く言っているのではないでしょうか。
距離にして60km近く登り続けています。

山岳コース主体で相当上げ下げがありますのでね。

というわけで補給不足を疑い下呂市街で補給することに。

ちょうど昼時になりましたしね。

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観光客が多い市街地はいろんなお店が立ち並んでいます。

ラーメン屋さんに入って補給するとようやく復活してきたようです。

やはりエネルギー切れの可能性が高いですね。

こんな山岳地でエネルギー切れになったらエライことですよ。

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(写真が下手くそすぎる・・・)

自分の場合およその計算式として10kmあたり300kcal消費すると見ています。

ここまで60kmですので、1800kcal、

ユウさん補給がカロリーメイト2本の200kcalでは全く足らないですね。

ほぼ登り基調のため2500kcalオーバーも間違いではないかもしれません。
この数字成人男性の一日の消費キロカロリーです。

我々はここに基礎代謝分が入ってエライ数字になります。

実は脂肪を燃焼させるには糖が必要であり、

有酸素運動に近づくほど脂肪燃焼の割合が増えます。

一方無酸素運動に近づけば糖燃焼の割合が増えます。

この脂肪と糖の関係というのはどういう関係をイメージすればよいでしょうか。

よくバーベキューをやるときに、炭に火をつけますが、

炭に火をつけるには着火剤が必要になります。

これが糖。簡単に燃えて手軽に燃焼できます。

ただ、すぐに灰になってしまいます。

逆に炭は時間をかけてじっくり火をつける必要がありますよね。
一旦火がつけば長く熱量を保持できます。
これが脂肪です。

大量の熱量を保持していますが、(1kgあたり7,000kcal)
これも糖がないと燃焼してくれません。


肝臓にグリコーゲンという形で糖を持っていますが、これが切れると

燃焼不足になってしまいます。

有酸素運動域でしっかりと糖分を補給しながらライドするのがロングライドの走り方です。


僕なんかソフトクリーム1日2個とか食べますからね。

昼抜きダイエットしてましたが、昼こそ食べてないものの、

最近は好きな様に食べています。

※ただし、上記の理由から甘いものの比重を増やし、油物の比重を減らしてます。

今日はかなりの山岳系ですので、

唐揚げ丼をチョイス。
(言ったそばから油モンだな馬鹿!)

さて、ここから通常だと帰路に付くところですが、

ユウさんから
馬瀬経由で帰りたいという希望が。

たしかに国道である41号沿いですとGW交通量が極めて多く路側帯も狭いので、

交通の妨げになります。我々にとっても

車側にとってもメリットはありません。

ルートは一つ。

飛騨萩原まで北上し、そこから馬瀬に抜けるというコース。

非常にシンプルです。

新しい土地への興味が湧いてきますね。

しかしこのルートは難点が一つ。

飛騨萩原と馬瀬を隔てる山脈のような部分を越えていく必要があるのです。

地図で確認すると、非常にシンプルです。

直線道とトンネルがあるので、行けるだろうと言うことで

 

そのコースを取ります。

さっきまでヘロヘロになっていたユウさんですが、大丈夫でしょうか。
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下呂からは駅から裏道に抜けて裏街道を通ることに。
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下呂温泉中心部。

駅方面を望んでいます。

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お店もたくさんあります。

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下呂の名店水明館です。

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下呂駅です。ここから裏通りにでれます。

 

裏通りは飛騨萩原への道になります。

 

飛騨萩原⇒飛騨小坂⇒久々野⇒飛騨高山

と続きます。

片道であれば十分高山まで行けそうですね。

それにしても下呂というのは、

御岳山の山裾にできている町といっても地理的にはおかしくなさそうですね。

噴火で有名になりましたが、こうしたマグマが作り出す熱がこの辺り一帯の温泉の源泉になっているのでしょう。

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駅裏に出てきました。

現在飛騨高山方面にむけて車の量が多いことが想定されます。

そのため裏通りを快適にしゃべりながら進みます。

基本的に先頭は僕が牽きます。

スピードは30kmを上回っていないので、空気抵抗的には大したことないんですが、

役割としては重要でペースを造ることです。

最近はマラソンランナーでもペースメーカーを置いたりします。

速度やパワーの増減をなるべくなくすよう心がけます。これは乳酸の発生を抑えると共に

加減速の無駄エネルギーの消費を抑えるためです。

加減速が多かったりブレーキが多かったりすると足を使ってしまい、ロングライドが達成できなくなります。

ロードレースでいうとアシストみたいなもんですね。

しかし、最初のロングライドは板取方面でもかなりゆっくりでしたが、

今回は相当速いペースでも全く問題がないです。

平地巡航速度の向上と山岳耐性が付けばロードバイクがよりいっそう楽しくなりそうです。

特にこの地域は山岳耐性が重要です。

武儀なんか右も左も峠だらけですからね。

唯一南面のみが平坦コースでしょうか。

300m級の峠をいくつも超えられるようになれば中濃地区、南飛騨地区ではほとんどのルートを通れるようになるといっても過言ではないでしょう。

さて、飛騨萩原の裏通りを通ると徐々に標高を上げていきます。

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向うには3,000m級の御嶽山が控えているはずですが、

 

手前の山に阻まれて確認できません。

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この向かいの神社に他の杉の倍はあろうかという大木があります。

下呂に対して上呂(じょうろ)や中呂がありますが、
中呂の禅昌寺の大杉です。

樹齢1,200年、目通り10mの巨木。川の対岸のこちらからでも異様な姿が目に入ります。

794うぐいす平安京の時代からそこにあるのでしょうか。

パワースポットです。
是非近くで見られることをおすすめします。

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さて裏通り。

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ルート257に入ります。

左を見るとそびえたつ山脈が。

ここで初めてこれはヤバイな。と思いましたよ。

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既に下呂の時点で標高440m。
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ここからずっとゆるい上り勾配が続いています。

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気温は12度。肌寒いくらいです。

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鯉のぼりがあるオシャレなCAFEがあります。

今度嫁さんと来てみよう。

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やがて対岸に飛騨萩原の中心地が見えてきました。

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萩原の町を望む。

昔は下呂よりもこちらが中心だったのではないかというくらい大きな町ですね。こうしてみると。
下呂が狭隘な山裾に密集しているとすれば、こちらは雄大な盆地にある町という感じです。

さて、

町の中央にトトロの森がありますが、

これが萩原諏訪城。
古城探検で行きました。その時は自動車で、ですが。
>>萩原諏訪城へ行こう!古城探検はこちら
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まさか自転車で来るとは。

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そこからさらに相当標高をあげています。

地図で見た直線は、標高を上げる形の勾配です。

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峠の茶屋から町を見下ろしています。

ここから頂上までまだかなりあります。

インナーに落とし、回転数を上げて登っていきます。

筋肉でゴリ押しすると、すぐにモワーもワワワーッツが溜まって足が回らなくなります。

道は旧道をなくし、新道にして道を作ったようです。

道はとても広く登りやすいです。

 

車も少ないです。

休憩を1回はさみましたが極めて順調です。

新日和田トンネルのところが頂上です。

一気に200mは登ってきたでしょうか。

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車の人が

”なんでこんなとこ登ってきてんの?”

という目でこちらを覗いています。

トンネルを抜けると馬瀬。

山岳地ですが、桜が咲き誇っています。

標高にして約600m-700m程度でしょうか。

相当高地になっているよう。

高原ですね。すでに。
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ここからはジェットコースターのように駆け下りていきます。

ロードバイクでびっくりされることの一つに、

坂が好きになることが挙げられます。

当然下り坂がすき。と思われますが、全くの逆です。

 

上り坂が好きになり、下り坂が嫌いになります。

まずもって下りは怖いということが挙げられます。

また下りなどはつづら折が多いのでしょっちゅうブレーキで減速をしないと行けないこと

 

ブレーキが熱で効かなくなってきたり、対向車が来たりとあまり良いことがありません。

ロードバイクはあくまで人力ですので、坂にたよったスピードアップなどは嬉しくもなんともないのですね。

 

この馬瀬の景色は本当に素晴らしく、新緑の黄緑は太陽の光を浴びてキラキラ輝いています。

まるで花のよう。

登りで火照った体が一気に冷却され、

涼しい状態になります。

馬瀬の道の駅でパンを購入。

ジュースを飲んでますが、とても補給が消費カロリーに追いつきません。

体調は絶好調ですので、

このまま岩屋ダムに向かいます。

登ってきた分だけ下りが続いています。

 

 

これから風は追い風。

途中でエネルギー切れを起こしかけましたが、

まだまだ折り返し地点にすぎません。

無事に岩屋ダムを超えて帰ってくる事ができるのでしょうか?

つづく

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チーム連絡です。

1.せきサイクルツーリング間近!

今月は関サイクルツーリング2016があります。

来年の九頭竜ロングライドに向けての力試し!

地元ですのでしっかり仕上げて本番に望みましょう!!

2.書籍貸出

自転車関連書籍が大量にありますので、

読みたい方はおっしゃって下さい。

○レース関連の本

栗村修のかなり本気のロードバイク

宮澤崇史のロードバイクトレーニングなど

○雑誌

バイシクルクラブ

サイクルスポーツなど

○小説
サクリファイス

エデン

セカンドウィンド1,2,3

シークレットレースなど

※基本お風呂で読むので、本がショボショボになってる可能性があります。

あらかじめご了承下さい。

 

3.工具貸出

特殊工具を貸出できます。

○ホイール外し工具

○ペダル外し用大型レンチ

 

4.イベントのお知らせ

GW中の下呂ライドはお疲れ様でした。最高のロケーションでしたね。

GW中の山県根尾谷列車ライドは安定の長良川鉄道仕様?(一両編成)となりました。

山県は急な募集になってしまいました。

良いコース、行きたいコースあれば教えて下さいね!

 

◎九頭竜ロングライドイベント

獲得標高2,000m、比高差600mの強烈な峠越えコース。
体脂肪率18%以下、長距離100kmロングライド経験の要件をクリアして下さいね。

開催は来年の4月中です。

募集中

◎中濃駅伝

一人はみんなのために!みんなは一人のために!

チームを組んで走ろう!(定員5名)

募集中

◎関シティマラソン ←NEW!

3km,10km、20kmとあります。

あくまで個人参加型ですので自由参加です!

心肺を高めて結果を出そう!

sekisai4

自転車チームで走りませんか?

チーム・セキサイ(セキサイクル同好会)(仮)

名前は確定ではありませんので希望があればご応募下さい!

sekisai1

sekisai2

※赤色のロード向けレッドバージョン。

 

超絶にゆる~い同好会的なもので
勧誘等一切ありません。

もちろんイベント等は自由参加です。

○チームの輪をみださない協調性がある方

であれば誰でも可です。

連絡先:mabutaro1015@yahoo.co.jp

まぶちまでお気軽にどうぞ

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