ゴールデンウイークまであとわずか
ほとんど予定が埋まってませんが・・・
仕事の方はびっしりです。
お客様に感謝です。
今年の夏に
マシニングセンタが導入されることになりました。
マシニングセンタは工作機の中で最高峰の機械です。
◎マシニングセンタ?ncルータ?フライス?
マシニングセンタはNCルーターやNCフライス盤の派生機械です。
頭にNCがつくのは数値制御の意味です。
木工ではNCルーター、金属加工ではNCフライスといった名前でよびます。
工具が回転して・・・分かりにくいですね。
まわる刃物で、製品を切削するというもの。
コレにATC(自動工具変換装置)がついたものがマシニングセンタと呼びます。
※旋盤はフライス盤と逆で
廻る商品に工具を押し当てて切削します。
ネジを造るようなイメージですね。
旋盤にATCがついたものをターニングセンタと呼びます。
◎木工NCルータ、金属NCフライスの違いとは?
では木工と金属のNCルータとNCフライスの違いはなんでしょうか?
あえて定義するとすれば、
木工は大型のボードを切削する機会が多いです。
ですので、大判を固定しやすいように機械の平板に真空吸着穴が付いており、
真下に吸着して真空状態を造り出し、大判を固定します。
その上を刃物が通るというもの。
金属NCフライスは小型の金属の固まりなどを切削する機会がおおいので、クランプなどで物理的に抑えて切削するもの。
温度が上がらないようにオイルや水などを噴霧しながら切削するようです。
◎木工と金属の加工の違いとは
刃物にも違いがあります。
金属のNCフライス、マシニングセンタなどは”エンドミル”(ミーリングの端についているからエンドミル)とよばれる螺旋状の刃物で切削します。
木工のNCルーターはストレートビットと呼ばれる直型の刃物で切削します。
この違いは、エンドミルのように下から上に刃物が流れるようだと、真空吸着した板を持ち上げようとする力が働いてしまいます。
逆に上から下に押さえつけるようなエンドミルでは問題が解決しそうです。
ただその場合、切削粉が下に集まってくるため、逃げ場が無くなり、刃物の損耗が激しくなります。
鉄などは高温で柔らかくなるように回転数が上がりすぎて刃物が熱くなると刃物が減ってきます。
トマト工業ではとくにケイカル板などの無機板を切削するので、刃物が若干小さく成ってくることがあります。
通常NC上でコード補正するのですが、
CNCですとデータをすべて作り替えないと行けないので刃物の方を交換するようにしています。
弊社のような特殊機材ですと加工屋独自の回転数制御値を持っており、ある種の企業秘密になっていると思います。
それほど刃物と回転数は大事と言うことですね。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ふつう機械加工やっているところで難削材となるのはSKD11なんだけど、日立金属の工具鋼S-MAGICに変えると工具費が1/4~1/10になることが日刊工業新聞社の「プレス技術」に載っていた。画期的な材料だと思う。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
貴重な情報ありがとうございました。
トマト工業では難切削材の切削がありますが、
まだまだ試行錯誤の状態が続いております。
いろいろチャレンジしていきたいです!