ウッドエコテック木工機械展 追記

ポートメッセナゴヤで開かれた木工機械展に弊社のパネルソーが展示されました。

シンクス社のブースにあるパネルソーHP3型です。

P1050706.jpg

11月6日の木工機械展の追記です。

最初は弊社の機械が置かれているシンクス社に行きました。

8尺の自動型パネルソーです。

表面のデジタルパネルで打ち込んだ数値で左の定盤が自動で動いていきます。

不燃建材の加工ということでいろいろな仕様を盛り込んであります。

不燃ケイカル仕様。
1.左の定盤のモーターがアップグレードされており、重い物でも動かす事が可能です。
2.エアー粉塵払いで軸に粉が付くのを防いでいます。
3.上レール仕様でより精度が出るようになっています。上下のレールにて前後します。

その後オリオンという刃物メーカーさんに行きました。

ダイヤモンドチップソーはケイカルやフレキシブルボードの加工に必須です。
通常の超硬チップソーですと刃物がすぐにかけてしまいます。

とはいえダイヤモンドソーは金額が恐ろしく高いので、なかなか手が出しづらいです。

刃物に比例して金額が増してきます。

その為刃数を減らすのですが、そうするとブレがでて刃先がかけたり、音が出たりします。

かといって刃数を増やすと研磨代がかかったり、刃物が恐ろしい金額になります。
そのためハーフダイヤという方法を提案されました。

ハーフダイヤは刃数120にして60はダイヤ、60は超こうチップというようにすることで
超こうの方がガイドの役割を果たし、ブレ、異音が減ると言う事でした。

スゴイ理論だなぁ・・とひたすら感心しつつ、別ブースへ。

静岡の弥栄鉄工さんに。

弥栄さんは建具屋さん向けの専用機では圧倒的な人気と知名度を持ちます。

FANUC制御のように自由度はありませんが、専門業者さんが大変使いやすく、特化型のインターフェースをもつPNC(パソコンNC)が特徴です。

こういう特化型のNCがあるのも木工機械の特徴ではないでしょうか。

途中ヨーロッパのDKSHのマシニングセンタを。
価格を聞くと5軸制御とは思えない価格設定でした。
なかなか良さそう。

安全設計やCADCAMが使ってみたいと思わせる仕様でした。

次は東洋鉄工社さんのボーリングをよこに眺めつつ、平安鉄工さん、庄田鉄工さんに。

NCの2大メーカーですが、最近平安鉄工さんは金属系やプレカット系に力を入れているようです。
実際、木工用らしくない箱形5軸マシニングセンタが展示されていました。

ATCの迫力は”ロボコップに出そうな近代的ロボット”です。

庄田さんはNCルーター発祥のメーカーらしく専業といった感が強いです。

実物は台湾のボーリングとNCルーターが置いてありました。
台湾のボーリングはなかなか強気な価格設定です。

NCの方は実物を見ましたが、構造がしっかりしています。
ガントリーながら両側にサーボモーターが付いています。

精度と剛性に特徴がありそうです。

その後入ってすぐの一等地を占拠しているドイツなど欧州系の
ホマッグ社とホルツ社の展示ブースへ。

お目当てのマシニングセンタはありませんでした。

海外勢の勢いを感じさせます。

2時に付いたのですが、あっという間の3時間で少々延長して最期まで聞き入ってしまいました。



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