せきサイクルツーリング2015in津保川に参加したよ!
本日
せきサイクルツーリング2015が開催されました。
朝、上之保温泉に向かいます。
朝の5時起床、5時半には家を出ます。
自転車乗りの朝は早いのです。
温泉につくと、すでにたくさんの車が駐車場に止まっていました。
ロードバイクやクロスバイクなどがたくさん、たまにミニベロや変わった自転車なんかも。
駐車場にとめてムダにウロウロします。
イベント広場につくとせきサイクルツーリング2015in
津保川のカンバンとともに人が集まってきています。
自転車ハンガーがあったものの、止め方がわからないので、斜面に立てかけます。
続々とサイクリストがあつまりつつあります。
正面のコーンの中央がロングコース100km
手前がショートコース40kmの入り口となります。
今回ロング100kmを選択しましたが、
ポロシャツにチノパンで来たのですが、
”そんな初心者タイプ”
の人は一人も居なくて、
みんなピタピタのレーシングスーツに、
レギンスのようなピッタリのレーシングパンツ、通称”レーパン”を履いています。
こちらはフラットペダルにスニーカー
ポロシャツにチノパンという
”えっなに?これからハイキング?”
という格好。
”アシックスなんて一人も居ないですからね。”
しかし
この”まぶち”も
佐世保のファッションリーダー
とまで呼ばれていたわけじゃないですか。
ボクが黒のレギンス
やったら
2時50分みたいになっちゃいますのでね。
遠慮しときました。
予想外の力のはいり用に
若干焦りますが、
ここはなんといっても
”ホームコース”
なので安心感がありますよね。
出走前に、知り合いの方が何名かみえたので、喋れたことも少し安心の材料となりました。
さて、せまる
開会式。
関の尾関市長さんを始めとする来賓の話。
市長さん自ら、試走で最初の三ツ山を登ったとのことで、
”相当キツかったので注意して下さい”
のところでみんなから笑いがおきました。
市長さんはいろんなイベントに自ら参加するため、
若手ですが、地元で人気が高いです。
そこからヨコ1列10人程度で1分間隔で出走。
300人の出走の中で中央やや後ろからスタート
おそらく150~200番くらいでしょうか。
最初、津保川沿いを下流に。
一柳地区を超えて、生涯学習の手前で右折し、
郡上八幡方面、地区で言うと
武儀倉、雁祖礼へと入っていきます。
このあたりの勾配はゆるいので、20-25km/hくらいのスピードで順調です。
無理はできません。
こちらは100kmは初めてで
あまり飛ばすと後がどうなるか、全く分かりませんのでね。
ゆるい坂の途中で後ろから列車となって追い抜かれることも。
この列車にはついていってもすぐに離されそう。
ということでついていかない選択も。
それから最初の峠にかかります。
峠と言えば”まぶち”じゃないですか。
いっつも山を登っているので、
ギアを軽めにして回転数で登っていきます。
ここでティアグラTiagraの20段変速が火を吹きます。(注:グレードは低い方です。)
GIANT TCR-1はコンパクトクランクという山登りに適したギアのため山道では相当数をパスして登っていきます。
最初の山はそこそこきつかったですが、なんとかクリア。頂上に給水所があるため少し休憩したさっさと山を降りていきます。
脚はまだ全く問題ありません。
ギアを軽くして心拍で登ります。
降りるとすぐに次の山が出現。
ここがキツイ。
”非常にキツイ”です。
”物足りないと思いましたので、
斜度も若干マシときましたのでね。”
みたいな感じで、猛烈な激坂が続きます。
自転車を降りて押している人も。
しかし中には後ろからダンシング(立ち漕ぎ)で追い抜いていくひとも。
”信じられん脚力だな。この人”
しかしこれに追走するには、残り90km脚がもつのか?
と判断して自分のペースを守ります。
楽な息、フウフウ
少しキツイ ハァハァ
かなりキツイ ゼェゼェ
ならばハァハァにしたほうが良いと雑誌にも書いてありましたのでね。
ハァハァを維持してあくまでマイペース。
さて、2つ目をやっとパスして降りて行くと、上之保の中心街、河合の行合に降りてきました。
ここで最初のチェックポイント。
かなりの数のサイクリストが休んでいます。
ここでゆずゼリーをもらい、スタンプを押してもらいました。
知り合いにあい、
”珍しい格好で走っとるなぁ‐!!”
と言われました。
それほど本気度が高いです。
特にロングの方は。
熱しきった体に沁みるゼリー。
このハンガーよくわからなかったので、立てかけて置きました。
水分補給をし、トイレに行きました。
峠の頂上で聞くと、次の山が一番キツイらしいです。
”正気かよ!!”
と思いましたが、
心拍はとりあえず回復傾向です。
高校の時のスポーツテストで
踏み台昇降だけが突出してよかったのを思い出します。
あれって何をやってるかわかりにくいですが、心拍の回復力を図っているんですね。
きつかったですが、
軽いギアで筋肉に負荷をかけないようにしましたので、
まだ行けそうです。
ダンシングもすべての体重がペダルにかかり切るように、
重心位置を探りながら
手にせっかくの重力がかからないように抜重しながら進んでいきます。
そうすると全身の筋肉を使うんですね。
やっぱり体幹に筋肉がついてきていることがわかります。
シッティング(すわりこぎ)だけでは筋肉に負荷がかかりすぎるので、
適度にダンシングをおりまぜながら進みます。
こうすることで疲労を分散させたり、他の筋肉を休ませたりできるよう。
意識的に最初からやるように心がけました。
1.軽いギア
2.シッティングとダンシングをまぜる。
3.ゼェゼェではなくハァハァ
4.重力をすべてペダルに伝達する。(手の方で荷重を支えない)
などがポイントでしょうか?
それにしても沿道の道でたくさんの人が
”がんばれー”
と言ったり
手をふってくれるので、
こちらも
手をふります。
この声援がとても嬉しいです。
何度も言いますが、
”ホームグラウンドなので”
思えば子供の頃は
この自転車という乗り物が唯一の乗り物であり、
始めて触る機械で、
その速度や移動距離に感動を覚えたものです。
子供にとってはそれが”夢のマシン”であったはずです。
しかし、
原付き
バイク
自動車
となるにつれていつしか
たんなる
”重くてキツイ乗り物”
ということで倉庫の片隅に追いやられてしまったような気がします。
この自転車に
必死に手をふる子どもたちをみると
自転車に最初に乗れたころのあのころの感動を少し思い出すようです。
集落を過ぎると
最期の坂は
”えげつない斜度”
を誇る坂であり、
しかも距離があります。
つづら折りの斜度のきつい坂が延々と続きます。
標高400m、
あの本城山や古城山クラスの山に自転車で登っていくわけですからね。
”だれが考えたんや!?この変態コース(笑)”
と思いながらなぜか坂を楽しんでいます。
のこり200mになるとカンバンが出てくるので、大変勇気づけられます。
ゆきあいふれあい公園
こんなところに公園があるなんて知りませんでした。
ここでチェックポイント。
スタンプを貰いました。
新緑が眩しいですね。
デュラエースとか、アルテグラとかのコンポーネント(切り替え)がついた凄いカーボンバイクが勢揃い。
すごい坂やった-
やばかった。
そんな声が聞こえてきますが、
なぜか顔はみんな嬉しそうです。
こんな公園があるんですね。
水とお菓子をもらって次に進みます。
今回の100kmでなんと約3,000kcalも消費するため、休憩中に補給が絶対必要なのです。
珍しいですよね。食べなければならないスポーツって。
ここからは超高速のコースとなります。
スタートしてからすぐに数人に追いぬかれていきます。
”速っつ!”
思わず声が出ます。
こちらも36kmのMAX巡航速度を出しているはず。
これがほぼほぼ高速巡航のMAXに近い数字です。
これ以上をだすと短時間しか持ちません。
一種の動物のような
広い間隔の美しい一列の列車となり、
高速コースを駆け抜けていきます。
その速度なんと40km/hオーバー。
この速度で巡航していきます。
多少くだりとは言え、こんな速度で巡航したことはありません。
なんとか離されないようについていくのがやっとです。
それでも武儀にはいったあたり、一柳に差し掛かる頃には1kmほど離されてしまいました。
”なんちゅう速度してんの?”
驚愕レベルですね。
生涯学習センターを超え、左手に回ると
旧中濃高校の坂になります。
ここも相当キツイですが、坂で数人をパス。
※山からの急なくだりコースでは追抜き禁止です。
平坦で抜かれて、坂でパス。
別にレースではありませんが、自分の脚質がわかって楽しいです。
中之保おみやの清水で休憩。
ここまでで半分の50km
おにぎりをもらいました。
ここでLINEが入り、
道の駅に家族が応援に来ているとのこと。
休憩を早々に切り上げ、7kmの行程を
道の駅に向かいます。
山々は碧く輝き、津保川も澄み切った碧色でゆったりと流れています。
全身に5月最期の風を浴びながらさっそうと駆け抜ける坂道は最高ですね。
新緑の中、
神社内は涼しい風が吹き抜けています。
この金物に吊り下げるよう。
見よう見まねでやってみました。
重量は9.1kgですので、簡単に引っ掛けられます。
これはいいですね。
今回、
背中のメッセンジャーバッグに荷物が多かったのが後悔ポイント。
前日
新店
”シゲノブ”
もとい
”オークワ”
で買い込んだパンは、
チェックポイントの補給食で十分足りる事に気づきました。
ペットボトルも、休憩所の給水でほぼ事足ります。
このカメラもデジタル一眼で大変重く、次回は持っていかないことに決めました。
あとはタップリと入った
液状制汗デオドラント→意味不明
財布→重い
タオル→意味不明
コンタクト替え→不要
この辺りもダイエットできそう。
ここからの7kmは赤色のゼッケンを付けた誘導車の人について行きます。
向こうは通常形態でまだまだ余裕がある様子ですが、
こちらは下ハンドルを握って必死です。
コースはショートコースの人たちと交わるところで、
巡航で36km/h程度の高速巡航。
ショートのミニベロやクロスバイクの人たちをグングン追い抜いていきます。
去年の秋にクロスを購入した時は、のりはじめの最高速度が30kmでした。
最高速度です。
いかにロードレーサーが高速巡航に適しているかがわかります。
そんなこんなで道の駅につき、家族に合うと元気がみなぎってきますね。
ソフトクリームが配られます。
いつもなら五平餅などをいただくのでございますが、
今回は食欲が出ません。
ここから家族と別れ
道の駅をスタートするの図
写真をとってもらいました。
ここからは微弱なくだりの平坦区間
いつもは30kmオーバーで走ってますが、
今回は脚が回らず28-29km/hです。
ここからいつもの上大野を通って中池に向かいます。
このころになると集団がかなりばらけています。
後ろは1km以上離れていたはずですが、
後ろから一人のロードレーサーが近づき、坂の入りはじめでパスされました。
しかし絵に描いたような見事なガチムチのスプリンター体形。
あの体型で山はキツイだろうと思いつつも
相手の体形が完全に競輪体系なので平坦では向こうが相当速いです。
逆にこちらは山が多少速いくらい。
お相手のガチムチのスプリンターですが、
坂の勾配がきつくなってくるところで案の定向こうが失速したので
こちらがパス
ここからしばらく坂が続いて、今度は大きく引き離しました。
市役所前では相当後ろと離れていることを確認しました。
およそ1kmはありましたでしょうか。
市役所を通って中池に向かいます。
この辺りが唯一の平坦コースでしょうか。
中池前の信号の手前の平坦でなんと1kmの距離をスプリンターに追いつかれ
またパスされました。
ちょうど信号手前、信号が青になると同時にスタートです。
中池の坂を登り切ったところで後ろにつくものの、最期はそのままチェックイン。
ガチなレースではないものの、たくさんの人が一緒に走っているので駆け引きも楽しいです。
坂の途中で笑いが出るなんておかしい人みたいですね。
それはそうと
もうこのあたりではかなり”ケツが痛くなり”始めました。
なんとか、立ち漕ぎで疲労を分散させる必要がありそうです。
ここで関牛乳さんの飲料を選べるチェックポイントです。
かなりコーヒーは濃厚ですので、フルーツ味に。
染み渡りますね。
ここから一気に高沢観音へむかいます。
高沢観音は最初の上りは斜度が緩くなんということはありませんが、
池から門の手前が”ものすごい斜度”です。
坂に次ぐ、坂
前菜:煮こごり
肉料理:酢豚で
デザート:フルーチェが来て
メインで天下一品のラーメンが来るような、
もうそれ系おなかいっぱい、
もうそれ系いいから、
そんな感じです。
高沢観音の坂は頂上に向けて急激に斜度を上げてくる特徴があります。
門からさらに駐車場にむけて坂がつづいているので、そこでかなり脚を削られます。
なんとか脚をつかずにいく。
というのが今回の最大のテーマですので必死にペダルを回します。
回すというより、”押しこむ”という表現がただしいでしょうか?
池の段階ですでに最期の一枚のギアを使ってしまっているので、死ぬ気で回して、いや押し込んでいきます。
ここでのスピードは時速8km/h程度。
もう下しか見ていません。
歩くスピードが4-5kmですので、ほとんど変わらなくなっています。
これを下回るとふらつきだしてアウトなのです。
この時点で88kmですので、もう脚の筋肉を使わないとか言っていられません。
最期に溜めておいた筋肉でゴリゴリ登っていきます。
”よしお、お母ちゃん、最期に溜めておいたこの筋肉、よしおのために使っちゃるけんね。”
そんな感じ。
ただでさえなけなしの筋肉なのに。
やっとのことで頂上へ。
ボトルに水をくみなおします。
ここでは何をもらったのか、
全く覚えていません。
相当ばらけており
ハンガーにかかっているバイクの数が少ないのがわかります。
ここから一気に西洞集落に降りてきて、
いつもの通勤コースを北上していきます。
最期の方では集団がバラけきっており、
ついていく人も、競う人もいません。
”孤独な最期の一人旅”
というわけです。
もはや最期は
自分との戦いです。
しかも、この日は参加者はわかると思いますが、”えげつない風”が吹いており、
上之保方面つまりは正面から猛烈な向かい風となって吹き付けます。
そのため巡航で18km/hしか速度が出ません。
下ハンドルを握って高速巡航モードに移行できればよいのですが、
疲労なのか、自分の体幹を支えることがどうも出来ずに、
クロスバイクのような持ち方で手を突っ張って進まざるを得ません。
これが本物の
”ゴリラスタイル”ですね。
こうなると余計風の抵抗を受けることとなり、更にきつくなります。
最期はヘロヘロになって温泉下までたどりつきました。
最期の最期にこの温泉が坂の上にあることに気づき、
最期の坂を必死に登っていきます。
もはや
心拍も売り切れ、
筋肉も売り切れ
でありますが、
根性がのこってるじゃない?
ということで登っていきます。
目標の脚をつかずに
”お前は海中にただようワカメかっ!!”
というほど
フラフラになってゴール!
チェックポイントで
最期のスタンプを押してもらい、
完走の景品をもらいました。
向かいのテントで
かみのほゆずさんの波多野社長さんに挨拶をして
”かみのほゆず”さんの新製品ゆずうどんを頂きます。
あっさり味でクセがなくとても美味しいです。
ゆずジュースである
かみのほゆじゅ
をいただき、
一日を終えました。
ともに100kmを走りきったTCR-1に感謝です。
最期は人馬一体となり、
確実にシンクロしていたと思います。
温泉の割引件600円→300円券
が合ったので温泉にはいって、汗をながし、筋肉をマッサージします。
湯上がりにはアイスクリームが無償提供されます。
ゴールしたのが1時台です。
早起きっていいですね。
もちろんレースではありませんが、必死に走りました。
何人目くらいですか?と聞くと上位2割くらいという話でした。
最高齢の人は81歳ということです。
自分より一回り、二回りも年上の人に坂道であっさりとパスされたり、
高速巡航ではあっさりと追い抜かれたり
誘導の速い人について行ったり
中池公園ではパスしたりされたり。
普段一人で走っているので最高のイベントとなりました。
しかしながら
どこを切り取っても最高の景色でした。
最初の3つ山を超えた頃は
”どんな変態コース!?”
と思いましたが、
3つの山、これも徐々に強度が上がっていく山であり、
景色の最高な
超高速コースを超え、
しばしの回復走の後
最期に高沢を持ってくるというこで
”最高のコースじゃん!”
と地元民ながら思いました。
関係者の方たちのおかげで
夢のような一日を体験出来ました。
ありがとうございました。
来年も必ず参加したいです!
もちろんロングコースで!
アベレージ 22.2km/h
マックス 56.7km/h
走行時間 4時間31分
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
はじめまして
4月から岐阜に単身赴任で来て、いろんなコースを知りたくてエントリーしました
時間も順位も計測してないと言うことで緩いイベントと思ってたんですけどなかなかハードなコースでしたね(。>д<)
自分も前半の登りでは何度か心が折れそうになりましたけどなんとか完走しました
秋にもあるそうなので出来ればエントリーしようと思っています
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
コメントありがとうございます!
イベント初めてでしたが、とても楽しかったです!
本当にハードなコースでしたね。
秋には関の東側であるようなので僕も参加したいと思います!![絵文字:v-42]
いまから特訓ですね!
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
はじめまして
「せきサイクルツーリング」初参加しました。
山が苦手な私には、辛いコースでした。
ポロシャツ、チノパン、メッセンジャーバッグですぐわかりました。
たぶん一番目立ってたと思いますよ。
自分は何度も「坂でパス」された一人です。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
フクスケさんこんにちは!
あんなに坂が多いとはびっくりでしたね!![絵文字:v-42]
なんと!!
目立ってましたか!?
実はあのあと小牧のカミハギサイクルさんに行ってウエアをちょっと見てきました。
それぞれの人の個性があってとてもおもしろいですね!