石膏ボードとは、ケイカル板とは、不燃建材の2トップについて解説してみた。

不燃建材について

不燃建材の代表的な素材としては、

石膏ボードとケイカル板があります。

石膏ボードとケイカル板の違いについて

石膏ボードとは

石膏ボード、現場ではPB(プラスターボード)などとも呼ばれます。

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用途は?

こちらは内装用のボードで、最終仕上層の一歩手前で使用されます。

最終的にこの上にクロスなどを貼って仕上げていきます。

目には見えませんが、建物の内装であればほぼどんな場所でも使用されている一番一般的な素材となります。

厚み、サイズは?

9.5ミリと12.5ミリが代表的な厚みです。

サイズは3*6サイズ3*8サイズ、3*9サイズ、4*8サイズ、珍しいところになると3*10サイズなど様々あります。

価格は?

9.5ミリ厚の一般的な石膏ボード3*6板一枚で約400円前後で売られています。

厚さ1cmで90cm×180cmの大きな板です。

これが約400円ということでコストパフォーマンスが優れています。

重量比で考えてみると約10kgで400円というのが如何に安いかがわかります。
水でも1kg100円とすると10kgで1000円ですのでね。

石膏ボードの良さはやはり、不燃、準不燃という材料のメリットと

もうひとつは、圧倒的なコストの安さがあげられると思います。

そういったメリットがあり、あらゆる現場で使用されています。

さて、そんな石膏ボードですが、デメリットも当然あり、

デメリットは?

一般内装向けとしては、コストパフォーマンスが最高の素材ということがいえます。

ただ、石膏ボードは水に弱いというデメリットがあります。

そのため水回りにおいては、ケイカル板、ケイ酸カルシウム板が使用されます。

ケイカル板とは

もう一つの代表的建材
ケイカル板についても当然不燃材料となります。

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組成は

ケイ酸質原料

石灰質原料

補強用途繊維が主な主原料になります。

これらをオートクレーブ養生という製法でピザのように作ります。

用途は?

石膏ボードが苦手な場所、水回り、半外部などに使われます。

半外部というのは、直接雨掛かりしないものの、外気にふれるような場所です。

例えば、屋外のひさしの天井、駐車場の天井、マンションのベランダ隔壁板等です。

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代表的な5ミリのケイカル板で760円からと石膏ボードに比べると体積比で多少高くなっています。

ケイカル小物販売

不燃性能は?

不燃材料の認定をする際に
バーナーのようなものであぶる
発熱性試験をするのですが、
おなじ不燃材料でもケイカル板は発熱量が低いです。
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※コーンカロリーメーター機械

不燃性能を有した不燃化粧板というのは、表層のシートその他材料が発熱性試験で燃えやすいです。
そのため化粧加工をすると発熱量をオーバーしてしまい、不燃材料としての発熱量を超えるケースが多いです。

ケイカル板は総発熱量が石膏ボードよりも低いため化粧シート、塗装を乗っけても不燃性試験に通りやすいことから不燃化粧板の台板によく使われています。

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不燃性能という面からみても石膏ボードより優れているという見方もできます。
※ただし体積比であり、厚みを増やすなどした場合は、その分の性能差が当然でてきます。

耐水性は?

この材料については石膏ボードと比較すると水に強いというメリットがあります。

通常合板などですと水を吸って反りあがります。

また体積比での曲げ強度が高いので、薄いもの、

つまりは軽量なボードということがいえます。

アスノンについて

同じような素材でNBL社のアスノンがあります。こちらについては弊社でも販売、加工をやっておりますが、注意が必要です。

アスノンとは、これはケイカル板ではなくスラグせっこう板になります。

石膏ボードもそうですが、石膏というのは電力その他の経済活動によって大量に生成されます。

それを国策として建築に取り込むことで持続可能な社会にしているということです。

であるので、素材が大変お値打ちということがいえます。

スラグ石膏板は、この石膏と鉄鋼生産の際にでるスラグを組み合わせたリサイクルなエコ建材です。

石膏は水を吸って材料が変化する点があります。

対してケイカル板についてはオートクレーブという高温、高圧釜で処理して化学変化を完了させてあるので、寸法安定性が高く、反りが少ないです。

アスノンはケイカル板と同じように半外部で使用すると反りが出てくる可能性が高くクラックが入ることもあります。

あくまで”違う素材”としてとらえる必要があります。

比重1.0で、(ケイカル板0.8)やや硬いです。

スラグが入っているので、高価なチップソーの場合刃物へのダメージがある。

という点も実は重要な情報であったりします。

最近は非常に品質が上がってきており

値段もお値打ちなのでその点を求められる方についてはとても良い素材だと思います。

軒天のシェアは非常に高い商品です、塗装品などのバリエーションも豊富です。

ケイカル板のデメリットは?

薄物があるので、場所によっては割れやすいといった点があります。

天井などにビス止する場合、位置によってはクラックが入ったりします。

それぞれ一長一短がありますが、適材適所で使用されているようです。

加工については、一般木工機械で加工すると、内部のシリカ、アルミナなどの素材とアルカリ特性によって

リニアガイド、ボールねじ、ラックアンドピニオンギア、ステッピングモーターなどの駆動系へ甚大なダメージが見られることがあります。

トマト工業では精密工作機械へこうした粉塵、微粒子対策を施しておりいずれも加工可能です。素材のみの販売、加工のみの切削もできますので、是非ご利用ください。

⇒トマト工業でできる加工について

⇒不燃材料とは?難燃、準不燃、不燃、耐火の違いと考え方。のブログ

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石膏ボードとは、ケイカル板とは、不燃建材の2トップについて解説してみた。”へ7件のコメント

  1. 石黒匠 より:

    SECRET: 0
    PASS: a8ff7f1775d4ad4faad80bebbb92df9b
    倉庫の土間で、堆肥つくりをしているのですが、保温性が高まると思い、ケミカル板を土間に敷いて堆肥の山を直接ケミカル板の上に積み上げようと考えています。
    特に冬季間は、土間の温度が下がり、直接土間上で積み上げても、折角発酵し始めても温度を持続しずらい点があるので、ケミカル板を利用すれば水分にも強そうですし、一石二鳥と思っています。
    一つ気になるのは、発酵温度が80℃ぐらいに上がるので、ケミカル板の表面が溶けださないか気掛かりです。
    化学成分が溶け、自然由来だけで作った堆肥に染み出したり、吸収されてしまっては堆肥としてはNGになってしまうので、その点に関して見解をお聞きしたいと思います。

    ご回答宜しくお願いします。

    <(_ _)>

  2. マボ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    今気づきました。
    とんでもなく回答が遅くなってしまい申し訳ありません。

    発酵温度が土間に移行してしまうのが問題というわけですね。

    80度程度で溶け出すことはありません。

    ただし吸水製がありますので、水分等を吸い込みます。
    物性は落ちますが、壁材用途ではないので特に問題は無いかと思います。

    断熱性については多く語られませんが、ある程度の断熱性があります。

    熱伝導率(低い方が熱を通しづらいです。)が合板約0.16に対して0.2と
    やや落ちるものの遜色がないレベルです。※含水率による断熱性の変化については知見がありません。

    そういった意味では適しているといえるかもしれませんね。

    どうぞよろしくお願い致します。

  3. あかべこ より:

    薪ストーブの炉台・炉壁の下地にケイカル板を使用して大谷石やタイルを貼りたいと考えていますが、貼り付ける方法が知りたいですので宜しくお願いします_(._.)_

  4. rpxfn670 より:

    あかべこさんこんにちは。

    弊社接着剤の中で、耐熱温度が高い接着剤は「ME-01」になります。
    https://www.frpsozai.com/shop/shopdetail.html?brandcode=000000000571&search=ME01&sort=
    こちらは石材の接着にも対応しております。

    耐熱温度に関しては非常にデリケートな問題ですので、あくまで自己責任にてお願いします。

  5. 佐藤まゆみ より:

    屋根下の三角の壁の部分の白壁が落ちてしまったので代わりにケイカル坂を使おうかと考えておりますが大丈夫でしょうか?もし使えるとしたら? 下地がコンクリートで5ミリ程のものが見えています、接着は何でしたら良いのでしょうか

    1. トマト工業 より:

      お問い合わせ頂き、ありがとうございました。

      屋根下の三角の壁の部分は、”矢切”の部分ということでしょうか?

      であれば基本的に直接雨掛かりする部分になります。
      そうなりますと、ケイカル板は適用外となります。
      外壁は紫外線による劣化、風雨、繰り返しの寒熱など住宅の部材でも最も過酷な性能を求めらる部位です。
      ケイカル板ですと残念ながら、吸湿性、耐水性、強度などの点で、要求性能をだせません。
      住宅に用いられるケイカル板は12mmが最厚です。

      現在外壁の窯業系サイディングでは、最薄でも14mmからです。
      昔は12mm等薄物がありましたが、問題が発生し、14mm以上となっています。

      ちなみに、同じ不燃系ボードである、ケイカル板と外壁専用の窯業系サイディングの違いですが、窯業系サイディングは、表層に塗装(美観のため)裏面にシーラー(湿気吸入を防ぐ)加工が施されています。

      これは表面が水分を吸い、裏面が水を吸わないとソリが出てきます。
      こうなると、壁体に常時大きな力がかかることになり、それが繰り返し行われないように、吸放湿性をコントロールしています。

      また、内部に水分が入り、それが厳冬期氷結しますと、水分が凍結膨張し、クラックの原因となります。それを表裏の加工処理で改善してあるのが、窯業系サイディングです。ケイカルは素地そのままですので水分が入ってしまいます。

      窯業系サイディングは加工が結構たいへんですが、
      外壁用途ですと、軽量なガルバリウム鋼板なども使用されますので、一度お問い合わせをいただけるとよろしいかと思います。

      建築板金屋さんの仕事になります。※簡単な補修であれば窯業系サイディングも触れる方も見えます。

      DIYレベルでもケイカルであれば簡単な張替えをできる可能性はありますが、ごく短期的、一時的な補修と捉えてください。
      接着に関しては、白壁が落ちてきている。ということを類推すると、この上に接着したとしても、また下の白壁から取れてきますので、脆弱部を撤去する必要があります。

      どのような状況かによって回答が大きくことなってきます。

      どうぞよろしくお願い致します。

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