ケイ酸カルシウム板の世界的権威、台湾国立中正大学 陳教授が来社したよ!!
どうもこんにちは。
まぶちでございますよ。
スペシャルゲスト
今日は海外からスペシャルゲストが来日したお話を。
ケイ酸カルシウム板の世界的権威で国際特許を多数持たれている
台湾国立中正大学の陳教授の使節団
が私達の工場に来社されました。
朝、名古屋から美濃太田駅に来られました。
うちの会社ですが、交通の便が、大正時代の日本なので、
もう、吉幾三に出てくるくらい、
電車もねぇ、バスもほとんどねぇ。
なので車でお迎え。
しかし電車以外は最高の場所にあります。
陳教授一行は来社。
絶好の天気でとても嬉しい。
美濃太田駅の改札から、
恵那山と笠置山、それに真っ白な御嶽山がみえます。
台湾使節団
教授は、イギリスの名門、オックスフォード大学を卒業され、台湾国立の中正大学の理学部長として
数多くのチームを率いています。
特に陳教授の研究チームは、ケイ酸カルシウム板についての基礎研究を行っており、
バクテリアの繁殖を押さえ、黒カビや、内部のバクテリア増殖を抑える基礎研究ならびに、
結合による高い物性を備えたボードの開発に成功したとのことで大きくメディアに取り上げられているまさにトップランナーです。
車では、私の
超絶ジャパニーズカタカナアクセントの英語
でお話をすることができました。
台湾の方の英語というのは、
DMM英会話のインド人ティーチャーよりも遥かに聞きやすいですね。
(お前が言うな❢❢)
親日国
台湾といのは、非常に親日国家であり、台湾の旅行先人気でダントツでナンバーワンが日本とのこと。
あるとき、日本のローカル旅行バスにのったら、
全員台湾人だった。
京都で、着物をきて歩いている人は
全員台湾人だった。
という話を教えていただきました。
好意の返報性ともうしますか、
当然我々も大好きなのです。
GIANT
とくに私のような
I am crazy about cycling.
のようなチャリ男にとって、台湾というのはとても魅力的な国です。
なぜなら、
ジャイアント、メリダ、グストなど世界的な自転車メーカーが揃っている
自転車製造の最先進国なのです。
私の最初の自転車はGiantです。
さらには、産業でいっても、
最強の半導体企業、TSMC(台湾セミコンダクタマニュファクチャリング)
や、
iPhone 作ってる、ホンハイ精密工業。
パソコンでも、ASUSや、ACERといった有名企業が目白押しのハイテク国家なのです。
工場案内
工場の機械については説明をしましたが、
それぞれの機械についてとても興味深く聞かれていました。
大事なマシニングセンタがすぐにケイ酸カルシウム板の粉で壊れてしまうこと。
比重1.6のセメントボードなども加工していること。
そのための対策、各機械の制御など、私もつたえられる範囲で一生懸命伝えました。
午後からは、陳教授の基礎研究についてのレクチャー。
日本の建材業界では、革新的な素材開発のフェーズはほぼ終わってしまったような感があります。
あまり潤沢な予算を避けない分野になりつつある中、台湾の大学ではこうして基礎研究から、製品を実際に作っていく。
といった大学と経済界の連携が密だなぁ・・・と想いました。
台湾製造業界の強みの一端を見た気がしました。
台湾の文化
世界でどの国が好きですか?と聞くと
日本が大好きということで非常に嬉しく想いました。
たしかに産業界では敗戦が濃厚報道が頻繁になされていますが、実はそうではなく
日本も世界から見ると学ぶべきことが多い国であるということを実感いたしました。
日本は、綺麗で、安全で、人が親切で、そして文化が近い。
と言われました。
日本以外でどの国が好きですかという答えには、
イギリスということ。大学時代をすごしていますのでね。納得です。
阿里山烏龍茶
お昼には、特製の烏龍茶を直々に淹れていただきました。
90秒を測って、烏龍茶をいれます。
標高1,000mオーバーの高山地帯でのみ採取できる、
世界一美味しいとよばれる、阿里山烏龍茶
弊社営業の加藤は、私より遥かに英語が上手なので、
みんなでワイワイ。
秋の月
その後、うなぎを食べに行きました。
関市は、もともと刃物の町であり、我々は体力を付けなければ成らない。
そのため、こうした栄養のある食べ物がはやったのだ。
ということを伝えました。
関市というのは、うなぎが本当に美味しい町でございます。
昔関西で食べにいったとき、違いにびっくりしたことがあります。
関市のうなぎは、炭火で焦がすので、中がふわふわで外はパリパリにしあがります。
普段うなぎは食べないのですが、こうした機会に一緒に食べられることに幸せを感じますね。
吸い物の中に上之保特産のゆずが入っておりました。
台湾では、ゆずを食べながら、秋の月を愛でるという風流があるようです。
上之保のゆずに大変驚かれていました。
柚子は、漢字も発音もおなじなのです。
満願寺
帰りに、美濃まで送っていくとき、満願寺の境内でもみじが綺麗でみんなで写真をとりました。
太陽が降り注ぎ、透き通った赤はそれはそれは鮮やかでした。
足元には、見事な赤の絨毯ができ、太陽光を空に返しています。
陳さんが、お寺に行きたい。
ということで私も何十年ぶりかに、もみじの階段をのぼり、満願寺に。
周りにお地蔵さんが何体も鎮座しており、それぞれにいろとりどりの前掛けがかかっていました。
それをみて感動されていました。
境内はひっそりとしており、静寂があたりをつつんでいます。
欧州のようなきらびやかさはないものの、きっちりと整備された境内で無言で歩をすすめます。
“有名な観光地よりも、こうした現地の人々の生活に根ざした部分を見てみたいのだ。”
“欧州のきらびやかな教会とことなり、こうした一つ一つの所作がいい。”
というのが陳教授の言葉でした。
一本の紅葉の美しさにうっとりとしていました。
たった一本の紅葉であっても、わたしたちは本来感動ができる。
海外の方とふれあうことで、我々はわたしたちの環境がとても恵まれている。
そして、ネガティブなニュースが多い中、とても素晴らしい国に住んでいるのだ。
ということを実感しました。
ともすれば、私達は
一日のなかで不満や不平にフォーカスしてしまいがちですが、
日本には実はこんなに素晴らしいことが周りにあふれている。
そういうことを海外の方と関わることで、初めて認識できます。
感謝です。
工場見学
楽しい工場見学でした。
海外との取引を通じてビジネスを拡大していきたいと想いました。
おおきな産業がここにできれば、大きな雇用が生まれ、人が増えみんなが幸せになります。
我々は工場の経営を通じてそのような社会を作っていきたいと考えています。
それが、経営理念である
笑顔をつくる工場にしよう。
につながっていくのだと想いました。
海外からの工場見学も大歓迎ですので、ぜひお越しください。
ではまた!!
非常感谢。这很有趣。