第1回鈴鹿ウィンターエンデューロに参加したよ。中編

後半戦


さて、後半戦。


いよいよスタートの合図が切られました。

スタート後、800人の集団中ほどにいるので右端から追い抜いていきます。

追い抜いて追い抜いていくと、前方にO-racingのみんなが。

ここの集団に合流しました。


1時間経過地点まで


合流の集団は30人くらいの大集団。


元気なため途中何回か牽いて行きます。

朝測った安静時心拍もベストが出ています。

20分経過時点でNP270W程度

パワーがこのままでは3時間もたないと判断し

一旦集団後方に下がり脚をためる作戦に出ます。


集団後方ではパワーがぐっと下がりますが、上りではやはりパワーを使ってしまいます。


上りでは300W以上が出ますが、それでもそこそこのパワーが。


1時間時点でNP250W(標準化パワー)程度が出ています。

散発する牽きがやはりパワーを上げているよう。

30人くらいの大集団の中を走っていきます。

 

2時間経過地点

1時間を経過しても集団は大集団になり進んでいきます。

集団内部であれば脚を使わずに済みますが、

鈴鹿サーキットはアップダウンが激しく平坦というのがほとんどありません。

つまり山岳なのです。

途中第5パック、第4パックとかそんな声が聞こえてきました。

向かい風が強いので、小パックができては消え、できては消え。そんな展開だったのかもしれません。

この地点で100番手/800人エントリー中くらいをウロウロしていたと思われます。

 

下りでは恐ろしいスピードが出ますね。

夏とくらべて空気密度が高いのとチーム組がいないのでスピードはそれほど上がってきません。


この日はホームストレート側で向かい風が強すぎて、お見合いになり、なかなかスピードが上がらない展開が終始つづきました。

集団後方でひたすら脚をためる作戦

後ろからキャプテンの咳こむ声が聞こえてきます。

大丈夫かな・・・心配になってくるほど。

かなり調子は悪いようです。しかしまだまだ余裕がありそう。

M口さんは集団前方に位置取り。余裕が伺えます。

”オギ練よりは楽ですね❢❢”


キャプテンに話しかけます。

先頭を3人で固めたときに

M口さんが

”いつものやなーーー❢❢”

”朝練っすねーーー❢❢❢”

答えます。

 

レース中に笑顔で会話できる余裕がまだまだありました。

ここで誤算があったことも事実です。

2時間経過後、先導車のオートバイが来て、先頭がマトリクス2名、先頭集団がわずか3名の集団が来ました。

ここからなぜかスピードが上がっていきます。

ここがポイントでした。

おそらく我々の集団からも追走してペースを上げたいという思いがあったのかと思います。

それにつられて平和な大集団のペースが上がっていきます。

kokokaraga_thumb

2時間がたとうとする頃、ふと後をみるとあれほどいた集団がバラバラになっていることがわかりました。

 

今までは上り区間であまり上げすぎず、下りで無理なく追いぬくという作戦でした。

しかしこれは大集団内ならできる方法です。

 

もし自分が最後尾ならそのまま上りで離され、

下りで付き切れしてしまうので、

上りでもパワーを上げて集団についていかざるを得なくなってきました。

2時間が近づこうとする頃、集団はバラバラになっており10人くらいでしょうか。

 

しかしまだ多少は余裕がありました。

しかし後から予期せぬ異常が。


集団人数が減り引く回数が増えてきたことと同時に

右足の腓腹筋がピクピク言い出しました。

ほとんど使ってないはずのふくらはぎがピクピク。

ついで右の大腿四頭筋がピクピク。

つる前兆みたいです。

1本目のボトルが底をつき、2本めのボトルを摂るのにあたふた。

自分で中切れしてはブリッジせざるを得ません。

補給食の撮り方もちゃんと練習しないといけませんね。

 

オレンジジャージの方が頑張って牽いてくれてましたので、今度は前へ出て牽きます。

下り区間とホームストレートの上りからシケインまで牽いてしまいここで猛烈に脚を削られました。

 

今では上りの向かい風区間ではそれほどパワーを上げる必要がなかったと感じます。

オレンジジャージのかたも牽ききって千切れそうになります。

”後に付いて❢❢付いてっ❢❢”

言いますが、笑いながらちぎれていきました。

こちらもふくらはぎの爆弾と大腿四頭筋の爆弾を抱えながらの走り。

M口さんとキャプテンが言います。

 

”まだ1時間あるぞ❢❢(パワーを無駄遣いするな❢❢)”

 

というアドバイスを頂きましたが、この時すでに脚がパンパンでした。

鈴鹿の頂上に言ったときについに

”すみません・・・中切れしそうです・・・”

勝手に中切れを起こせば後続に迷惑がかかってしまいます。

単騎で・・・

2時間10分・・・

ついに自分から集団から離れました。


あと50分・・・それでもレースは続いています。

 

ちぎれたと言っても

しかしメリットも。


取りづらかった補給食を食べることができ、そして単騎前を追います。


左のレーンには僕のように集団からちぎれチリヂリとなった人たちが走っています。

前を見るとキャプテンとM口さんが見えます。

 

二人の姿を追おうとしますが、集団対一人では勝負が見えています。

 

じりじりと離されていくのにはどうしようもありませんでした。

 

”頑張ってください・・・・”

 

後は健闘を祈るのみ。

 

列車に乗ろうとするも

もうまともに機能している集団は先頭集団含めてほとんどなかったといえるでしょう。

しかしたまに後ろからものすごいスピードで追い抜いていきます。

 

3時間へ


のこり2時間から3時間へはあっという間でした。


前走者がいる左レーンで風の抵抗を減らし、一人で回します。


最後の1時間はNP216W程度でていました。


鈴鹿の頂上へ行くと、右から大集団が。


ここにはマトリクス3名、N地さんも、なんとあの筧五郎選手もいる集団ではありませんか?

最後の力を振り絞って後続につらなると一緒に鈴鹿の坂を風のように駆け下ります。

付き切れして迷惑をかけないように一番後に陣取ります。

ホームストレートの上りでO本さんを見かけると応援します。


まさかこの列車に乗っているとは?ということでびっくりされましたが、

僕はこの列車にたまたまのってきただけなんですけどね。


やはり上りではパワー差が顕著に出ます。

後続がガンガンちぎれていきます。

もしかしたら僕のような人を抱えていた列車なのかもしれません。

鈴鹿の頂上まであと少しというところでまたもやちぎれてしまいました。

しかし3時間たってなお元気に走れているのは明らかにオギ練NS120の効果。

 

(NS120≒ノンストップ120という驚愕の練習。

他にNS150、NS200などというとんでもないバリエーションがある。

ちなみに120kmというのは岐阜≒京都間、200kmというのは岐阜≒神戸間である。)

マブ明書房刊 【世界のオギ練習】より

 

 

最後のスプリント

最後は単騎でいきます。


最後の方になると活性化してきており、少しづつ脚が残っている人が散見されます。


単騎で脚がのこってそうな、メリダバイクの人と一緒になって走ります。


申し訳ないですが、後について、そして回復したら前を牽きということを繰り返しながら

 

時間はいよいよ3時間へ。

最後のストレートに。

 

ここでMERIDAバイクの人と

”いくでーーーーーーーーーーーーっっつ”

 

 

向こうが言います。

こちらも

”おおおおおっっっっつ❢❢❢”

ラストスプリント。

steaven gererd1

下ハンドルに持ち替え、上り坂をグイグイ登っていきます。

 

 

 

最後は10秒500Wを出し切って終了。

 

スプリントは負けましたがね。

 

”ナイスファイト❢❢❢”

 

 

メリダバイクの人と健闘を称え合いハイタッチ。

 

お互い満面の笑みでしたね。

 

 

エンデューロ、どんなものかさっぱりわかりませんでしたが、百聞は一見に如かず。

 

でした。

 

 

次回は初めてのエンデューロの感想を書いていきたいと思います。

 

くったくたです・・・

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