飛騨・諏訪城跡に行こう!古城探検!第23弾
さてさて、今回は、初の飛騨地方編になります。
飛騨というと三木(姉小路)氏か、金森氏になります。
信長の野望というゲームソフトがありましたが、全国で一番弱いのがこの姉小路氏でございました。
なぜ弱かったのかというとやはり経済力に行き着くと思います。
飛騨という国は大変大きくはありますが、山岳地であります。
松本や伊那地方のような大きな平野がなく、ほぼ高山を中心とした地域に集約されます。
主だった都市をあげると
飛騨地方
高山市 人口6万
飛騨古川町 人口1万5千
飛騨神岡町 人口1万
飛騨国府町 人口9千
下呂地方※益田郡
下呂町 1万4千
萩原町 1万1千
小坂町 4千
ということで高山をのぞくと大変小さな町の集まりということがわかります。
となりの松本を中心とした安曇郡の平地と比較すると如何に平地が少ないかがよくわかります。
我々岐阜県人、なかでも中濃は郡上や下呂などの飛騨とは近いはずなのですが、
山々があるので、心理的に遠い。
という感覚があります。
飛騨とは別の県である。というような感覚になります。
もともと高山は長野の松本を県庁とした筑摩県という県に属していたことからも
わかります。
とにかく心理的に”遠い”のです。
戦国時代の石高約4万石
動員兵力1,200人といったところでしょうか?
美濃60万石とくらべるとよくわかると思います。
これが飛騨の国になります。
こうした山岳地方のため決戦地であり、城郭が発達した東濃地方や
先進地方であった岐阜、交通の要衝であった西濃地方と比較しても格段に小規模な城郭が多くなります。
とは言え減り続けている人口を考えると昔はもっといまより人口が多かったと思います。
なぞの多い飛騨地方を満喫するべく
むかったのが金山町になります。現在は下呂市金山町
下呂は温泉地である下呂温泉の町です。
とはいえ益田川沿いに開けた部分部分ですので一つの市というよりはそれぞれの集合体といったほうが感覚的に近いと思います。
前飛騨ですと金山が玄関口、下呂、萩原、小坂ときて高山に至ります。
今回は、ざっくり金山に向かおうということで父母と子供2人を連れての大所帯です。
金山の町は川が二重に交差する部分に開けた町でございます。
こうした2つの川が交差する地点にあります。
山間部にびっしりと家々が立っているのが特徴です。
前田砦、大洞城などに見られるこうした川の間の山は天然の水堀に見立てているので城塞になりやすく、
実際に下原城というところがあるようです。
飛騨小坂、金山などに見られる飛騨特有の町ではないでしょうか?