こんな業者に要注意!!
最近、住宅関連のFRP防水も、いろんな業種からの参入があり、
競争が激しくなっています。
その中で一定の評価をいただいているということは、非常にありがたいことです。
どんな業種でもそうですが、法律や、規制の穴をねらって質の低い仕事をする
業者さんがいることが大変残念でなりません。
われわれの業界もその例に漏れません。
よく、他業者の手直しや、施工現場を拝見させていただく機会があるのですが、
施工管理の穴をねらった質の低い仕事をしている業者が存在します。
これから、性能保証協会への加盟が義務付けられますが、
そこに基準施工が載っています。
具体的には、
FRP防水工事において
①複層工法とする【補強布を2枚敷きにする】
②補強布については0.38g/m2などです。
簡単に説明しますと
①補強布2枚敷きにすることで、補強布のない部分をなくすことができます。
単層工法だと、重ねの部分で見落としがあると即、防水層の切れから漏れにつながります。
②補強布の重さをm2で380グラムにする。防水層の厚さは塗りによってきまるのでなく、
補強布の厚みによって変わってきます。
質の低い仕事をしている業者は
①複層工法を勝手に単層工法とする。
②補強布を薄くして、(0.38→0.20や0.30など)防水層を意図的に薄くする。
ことによって、材料費を大幅に浮かせています。
さらに
③FRP一般成形用【ボートやバンパーなどを作る】硬質の樹脂を使用し、(3割ほど安い)
単価を浮かせています。
防水用の樹脂は躯体の動きに追従できるような軟質【やわらかい】樹脂をつかう
べきなのです。
こうした当り前のことができていない業者が多く、手直しや、本来漏れることのない漏水を発生させています。
特に危ない業者は、
①FRPの知識に乏しい新規参入業者【シロアリ、塗装業など】に特に多いような気がします。
②明らかにおかしい単価設定をしている業者。
③防水施工技能士などの資格をもっておらず、知識と経験が不足している業者。
地域の工務店は、お客様の口コミによって
受注をいただくケースが少なくありません。
それが、突然保証期間がすぎたら、水もれが始まったとか、天井がべたべたになった。
という現象が起きたら、紹介をしてもらえないどころか、悪質業者という烙印をおされかねません。
もしかしたら、わずかな金額の差で、質の低い業者に任せることで、
紹介という大きな果実を逃している可能性もあるのではないでしょうか?