二ツ森山に上りたい❢❢❢白川町グランフォンド
最後の直線で、先頭にたち全開走りをする。
しかし、後ろを見るとこちらを風よけにしてズラッと並んでいる。
ゴールが近づくと
時間がおしているので、早くすすもうとするも、寒さと地面が湿気でぬれているので滑りまくる。
ブワーッ後ろからでてきて一瞬のうちに集団に飲み込まれます。
飲み込まれた集団の中で必死にもがきますが、
集団は更に加速し、ダンシングでギアを上げてさらに加速していきます。
自分はあげるべきギアがないのでそのまま取り残される…
最近前回のレースを思い出すことが多かったです…
○二ツ森山へ行きたい❢❢❢
そんな敗戦ではありますが、
休みもレースと仕事がつづいておりました。
前回もりカフェライドのときに二ツ森山は景色がいいよ。
というアドバイスを聞いて、それ以降二ツ森山への渇望が、ずっと心にとどまっておりました。
○白川町グランフォンド
というわけで白川を堪能しにいくことに。
○白川町とは?
さて、岐阜には白川村がありますが、
岐阜で、特に中濃において白川と言えば
”どっちの?”
と聞かれます。
中濃では白川村よりも白川町の方がメジャーなのです。
白川というのはかつて人口16,000人を誇ったとても大きな町だったようです。
というか、中濃地区においては川が主体なので、流域の小集落の集合体といった方が良いですね。
これを取りまとめたのが白川町
○川は?
白川という名前は、あの世界遺産白川村が、白山系であることや、雪解けの白川をイメージしているのかもしれませんが、こちらの白川は佐見川をはじめ、白川、黒川、赤川といろんな色のついた川の流域で成り立っています。
地勢的にはいまでこそ41号ができていますが、狭隘な谷間に点在する集落の集合体のようです。
中心部は白川口ですが、駅と41号の結節点であるということだけで
本質的な中心地ではないようです。
○産業
産業はなんといって住宅産業、東濃ひのきというとても高品質なひのきの大産地です。
そして
白川茶に代表されるお茶の一大産地なのです。
かつておそらくこの白川町で最大の集落であったであろう黒川の村が
この東端にありここに標高1223mの二ツ森山があります。
中津川方面からみると2つの突端が空にむかって突き出しており
トトロのような見た目になっています。
岐阜からみると笠置山にかくれてみえませんが、笠置山1128mに対して二ツ森山1223m
と100m標高が高いです。
○朝出発
日曜は朝から気温が低く、真冬なみという予報が…
6時台にでたかったのですが、どうしても布団から抜け出せず7時30分にスタート
正確に距離を見ていませんでした…
○朝の間見峠
秋のもりカフェライドから1ヶ月立ちましたが気温の低下が段違いです。
気温は3度前後でしょうか。
セキサイ冬ジャージに、ウィンドブレーカーを着込んで出発❢❢❢
蒸れるのが心配ですが、両脇にジッパーがありここで湿度を逃がす事ができます。
しかし気温低下がもんだいなので閉め切ってスタート。
朝一で200Wはきついものの、ここまで上げないと寒くてしょうがない・・・
晴れ予報がドングモリなのでございます。
ただ、寒すぎる朝というのは車も大変少なく快適ですね。
○神渕へ
神渕ルートをとおるのは、七宗のレッキーマラソンがあるからなのです。
H岡さんがいるかな。
一路金山に向かいます。
○金山デイリー
袋坂を超えると飛騨の国に入ります。
温泉で有名な下呂や金山は飛騨の玄関口と言われますが、
飛騨側からみれば白川は美濃の玄関口だったわけですね。
パンと珈琲を食べるも、屋外ベンチでは体がひえきってしまうので、そうそうに退散
ここから飛騨川をくだりつつ白川に向かいます。
今回は時間がおしているので登ることはできなさそう・・・
2015年子供をクロスバイクにのっけ、こどもと3人で野原城に向かってきたことがあり、数キロ手前のピアチェーレまで行き断念したことがあります。
3年越しのリベンジになりますね。
ここからThe白川の集落を通り抜けていきます。
飛騨川沿いの狭隘な地を斜面を有効に使いながら切り開く
地形です。
峠を超えると・・・
白川町泉地区
流域にそって家々が密集しています。
ここから一旦三川地区へ
パン2つとリポDを購入
おねえさんに、
”二ツ森山までどのくらいですかね。”
きくと
”うーん、自転車なら15分くらいかな?”
とのこと。
安心してすすむも、まったく出てこない・・・・
標高600
ひたすら70号線をすすむこと30分以上、ついに二ツ森山分岐へ
若干躊躇しそうなそんな雰囲気
ここからワインディングロードでさらに標高を上げていきます。
最後の標高は多分1000m超
黒川の分岐から400mは上がってきた計算になります。
とんでもないな・・・
○登山靴
さて、ここから200m登って1223メートルのいただきを目指さなければなりません。
とはいえ靴を担いでくることは非常に非現実的。
というわけで新兵器を持ってまいりましたよ。
新兵器。
クリートカバーでございます。
(いままで持ってなかったのかよ❢❢❢)
クリートをこのようにぱっちんとはめます。
ひゃっほーい❢❢❢
(何歳だバカッツ❢❢❢)
それにしてもスベルスベル・・・
ズルンズルンやん・・・・
時間がおしているので、早くすすもうとするも、寒さと地面が湿気でぬれているので滑りまくる。
しかし遊歩道は大変整備されています。
苗木藩が命じてつくらせた氷餅の池・・・・
とんでもないところにつくらせたものです。
みんなの”たまったもんじゃないな・・・”という思いが聴こえてきそうです。
さて、2つ分岐がありました。
一方は山頂小屋、一方は山頂です。
何を隠そう、2つ森山なのです。
さて、ここからが心が折れる感満載の直登コース
ここからは斜度が絶壁の山を這いつくばって登っていきます。
根っこをつかみ、杖をたよりに・・・
あと200mが遠い・・・・
とにかく霜がすごくスベルスベル。
山頂に近づくとあたりが開けてきました。
おおーーーーーっつ❢❢❢
眼前には恵那山が。
標高が高い部分だけ富士山のように白化粧をしています。
二ツ森山の頂上は岩盤でできておりました。
南面は絶壁、眼下には森、いや樹海が広がっておりました。
標高2,000mは圧倒的ですね。
無念・・・・
だれじゃ、雨男は❢❢❢???
春にこればまた違った絶景が見えそうですね。
さてここからはダウンヒル標高差1200mを一気に駆け抜けていきます。
快走路が続きます。
途中三川のゲンキーで休憩
パンを購入、しかし外が寒すぎてそうそうに退散
この絵が白川を表していますね。
狭隘な山地の斜面を削って茶畑とし、霜飛ばしのプロペラがまわっています。
○金山まで
ここから金山まで
峠を一個超えて
野原城に。
”どうしようかなぁ・・・・”
しばし考え込みますが、
まよったら即行動のため・・・
ここで本日2度目の登山…
といってもほぼ頂上のため
歩いて5分で頂上まで
承久の乱とか書いてありますね。
野原城主安江家は苗木遠山氏に負けて白川の各地に分散したとあります。
たしかに安江姓は東白川や白川に多いので名残がいまだに白川の各地に残存しているのでしょうか。
○冬の夕暮れ
さて、城跡を出ると、冬の夕暮れがちかづいてきているのがわかります。
一段と冷えて乾いた風があたりを包みます。
ここから昭和風情のある油井の駅前をとおり金山に入ります。
○金山のデイリー
金山のデイリーで先をいそいだのが間違いでした。
途中120Wしかでなくなり、完全にガス欠っぽい感じに。
フラフラになりならがも神渕まで。
ここまでこれば大分帰ってきた感がすごいです。
獲得標高は2500m程度
最後裏間見峠を超えればあとは惰性で帰れます。
全くスピードが出ませんが、風に煽られながらフラフラと進みます。
頂上を超えるとあとは下り。
三和、富加と超えて家に帰ってきました。
○まとめ
白川町は41号というとても自転車に向いてない道があるので行きづらい。
というのが本音でした。
しかし神渕金山から行けば、そこには広大な大自然が広がっており豊かな自然が広がる大アドベンチャースポットがあります。
特に山岳民族にはたまらない白山大山神社標高約1000mや、今回の二ツ森山標高1223mなどがあり各所には地元の商店やエイドポイントが点在していることがわかりました。
おすすめスポットがあれば教えてほしいなぁ・・・
というわけで白川町探検終わり・・・
距離:160km
獲得標高:2,500m
平坦換算距離:250ssk
TSS(トレーニングストレススコア)304
SECRET: 0
PASS: 46ed789b4a066ff741260ac4b967c179
ロード用シューズ履いて二ツ森山の登頂に成功したのはおそらく世界初の快挙ですよね。
黒川のエイドは大黒屋という和菓子屋がいいですね。生クリームどら焼きとあんぱん饅頭がお勧め。エイドにはなりませんが切越峠の福岡側にある恵那醸造という酒蔵も好きです。しかも今晩開封の予定です。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ありがとうございます❢❢❢
森山は人がもっといると思いきや、僕だけでした(笑)
黒川ぬい屋さんの向かいのオシャレな和菓子屋さんですね❢❢❢
低脂肪で糖分が多いので和菓子エイドがあると本当に助かります。
今度ぜひ行ってみます❢❢❢