そうだ、敦賀に行こう②
さてみなさまこんにちは
まぶちでございますよ。
今日は自転車で敦賀にいこうのお話。
ヨーロッパ軒の話
私は、地元の話をきくとき、地元の人におすすめをきくのが好きです。
それは時に”るるぶ”や”まっぷる”など情報誌以上のリアルな体験が聞けるからです。
北陸出身の人におすすめありますか?聞いたら、ヨーロッパ軒がいいよ!!言われたことがあり、
一度行ったことがあります。
ヨーロッパ軒ではソースカツ丼が有名なのですが、一枚ものではなく、何枚かの薄いトンかつがミルフィーユのように
折り重なり、とんでもないボリュームでもってその存在を誇示しています。
通常レースシーズンですと年中ダイエットなので食べられる期間ではないのですが、コロナの影響によりイベントが中止のため
こうして食べ物を食べることができるのです。
普段は絶対食べることができないギルティ食材を思う存分食べられるという幸せがありますね。
かつ、6000kcalを消費しますので、罪悪感を感じることなくソースカツ丼が楽しめる。
そういった計画なのです。
無事八草トンネル、距離70kmに到着しました。
滋賀県に入る。
八草トンネルの中に、滋賀岐阜県境がありました。
あっさりと通過し、今度は下りになります。
谷間に集落が点在する風景が広がっています。
金居原の集落です。
トンネルを超えて金居原の集落へ
山間の秘境といった場所ですねぇ・・・
金居原の集落を抜けるともうさらに大きい杉野の集落が見えてきました。
だんだんと平地が大きくなり町も大きくなっていきます。
やがて長浜のような都市?につながっていくそんな気がしてきました。
当初予定していたルートが通れなくなっており、だいぶ遠回りせざるを得なくなりました。
80km地点から約40kmで敦賀に到着します。
もはや遠いのか近いのか。ワケがわかりません。
昔チーム内で話題になった
チャリで20kmは近いが、車で20kmは遠い。
まさにこの感覚に近い状態に陥っております。
道がわからない×極度の方向音痴なので、
マップをにらめっこしながら、なんとか8号線に合流❢❢
ここからは敦賀にむけて北上していきます。
いくつかの山を超え、敦賀にちかづくも、海の気配は全くありません・・・
8号線を通り、ついに11時40分、敦賀のまちへやってきました。
どうも大きな入り江のようで、海感はまるでありません。
やはり港まで行かなければ。
朝5時25分に出発したので、およそ6時間15分です。
距離およそ片道120km
今回の目的は2つ❢❢
①ヨーロッパ軒のソースカツ丼を食べること。
②海をみること。
です。
①のヨーロッパ軒は港に近いヨーロッパ軒本店をチョイス。
というか、本店敦賀やったんや・・・・
行列ができており・・・・入れませんでした。
ここで行列を待ってなおかつ店内で食べると1時間コース。
すでに時間は11時50分であり、1時間のタイムロスはあまりに厳しすぎる・・・・
泣く泣く諦めて海を見に行くことに。
敦賀の町を通り港まで北上していくことに。
海辺ではみんなが釣りをやっておりました。
こういう光景いいですよね。
ちょっとフラッと釣ができる環境。
いくつかの入り江が入り組んでいるこの地形が、漁業等に最適なんでしょうかね。
結論から言うと、
ヨーロッパ軒は行けませんでした。
しかしそれでもすでに満足です。
結構重いと思うので、炎天下120kmを走って帰ろうとするとき、
ソースカツ丼はちょっと重い可能性があるのでね。
興味はすでに別の方向に向いていました。
問題はこれから帰らなければならないということです。
再度303号ルートは上りのため回避したい。
全力で上りを拒否する自分がそこにはいました。
心の中のマイ西郷どんがいいます。
”晋どん、もう上りはよかろうもん・・・”
ということで平坦、関ヶ原ルートで帰ることに。
港での滞在時間3分です・・・
帰りは、気比神社や、敦賀駅をみながら帰ります。
気比神社
ゆめさき通りを通り、
敦賀駅へ。
それはそれは立派なアーケードがありますが、やっているお店は本当に少ないです。
帰路につく
帰りはもう帰ることしか考えていませんでした。
折からの直射日光はヘルメット後頭部をガンガンに照らし、
心拍数は160以上を連続して計測していました。
たしかに1週間以上自転車に乗ってませんでしたが、
ここまで心拍が上がりっぱなしになるとは・・・・
脱水症、熱中症・・・・
嫌な言葉が脳裏をよぎります。
こういうときは判断力が鈍ることが往々にしてあります・・・
転倒
車道から歩道に入るとき、段差があることがあります。
あの段差、角度を間違えるとエライめにあいます。
通常よりも浅い角度で入ってしまいました。
いや、分かってはいたんですよね。しかしなんとかなるだろうと。
したら
あっやばいやつや・・・・・
不思議とすっ転ぶことが100%分かっている中での転倒。
ズデーーーーーーーッン。
道路の歩道段差で激しく転倒・・・・
車から降りて2名の人が駆け寄ってくれました。
福井の人はほんとうに温かいですね。
大丈夫です。というものの、チェーンがクランクに食い込み、びくともしません・・・・
ハンドルSTIがひん曲がっておりました・・・
パンツは破れ、血がこびりついております。
のこり120kmを残して
リタイヤ・・・?
の文字が脳裏をよぎります・・・
昔、深夜に岐阜の柳ヶ瀬に向かって、嫁さんに迎えに来てもらったことがあります。
あれは20kmだったんですが、
今回は
120km
ですからね。
無事帰る事はできるのでしょうか・・・