いざっ!ロードバイクで郡上白鳥へ。ロードバイクでロングライド2
皆様こんにちは。
昔、写生大会に絵の具を忘れてきた男こと
まぶちでございます。
いまもその辺りは変わっておらず、しょっちゅう忘れ物しますよね。
多分人よりシナプスがちょっと少ないんだと思いますよね。
30%OFFしときました。みたいな。
自分の記憶力を全く信頼していないので、いつもメモを取るようにしています。
さて、前回の続き。
美並村を抜けると
郡上相生(あいおい)にでます。
郡上相生を抜けると5kmで郡上八幡です。
”5kmなんてすぐですよねー”
ユウさんと話します。
郡上八幡城が見えてきました。
非常に美しい造形です。
大垣城をモデルとした郡上八幡城は長い年月を経て、町に馴染んでいますね。
対岸の大きな山には東殿山城(とうどのやまじょう)というのがあり、
こちらは登山時間1時間以上の巨大な山城跡があるようです。
いつか行ってみたいな。
しかし道があまりなく、
非常に長い道のりで一人では心細い。
だいたい本城山では道に迷ったり崖下に滑り落ちてますからね。
体が資本ですから。無理はできない。うん。
終始このような道が続いています。
長良川と一緒に側道を遡上していきます。
国道の反対側のため道がすいており走りやすいです。
信号もないですしね。
5kmで1回ほど休憩を入れていきます。
先頭の役目は風よけとペース作りです。
できるだけ同じパワーでいけるように力を加減します。
それにしてもユウさんも前回よりもギア変速の回数が格段に増えています。
筋肉は負荷の増減に弱いです。
一番の理想は同じパワーで回転させ続けること。
そのためにはギアの変速回数が多くないと行けないですが、
最初はどうしてもそっちをサボってしまうんですよね。
そのうち無意識でギア変速ができるようになってくると思います。
体のどこにもいまのところ痛みが出てきてないよう。
カーボンサドルは別としまして・・
納車後1ヶ月で素直に凄いなぁと思いました。僕はこの時期は10kmでヒィヒィ言ってましたのでね。
ここは終始登り基調ですが、前回よりもかなりパワーアップしているようで普通に喋りながらサイクリングをしています。
郡上八幡を超えると、やがて郡上大和の町に入っていきます。
恐竜造形で有名な郡上ラボさんの工場があったのでよってみました。
ティラノサウルスがこんにちは。
なんか不思議な光景。
幼虫みたいな造形ですね。
大分長良川も小さくなってきました。
川沿いの通りを北上していくと
前方に雪山が見えてきました。
2人で
”おお~っつ”
声が出ます。
ため息がでるような光景。
真っ青な空に真っ白な雪山が映えています。
遥か前方ですが、山々は白く化粧され、
神々しい程に輝いています。
はるか遠くの景色だったものが
走れば走るほどに山々の稜線もはっきりと見えてきます。
最初白山かと思ってましたが、
どうも白山はそのもっと奥で手前の別山という山かもしれません。
一番大きい山の下にある白い筋はスキー場ということです。
大日ヶ岳という山の麓にあります。
石徹白の方らしいです。
白山はその昔霊山と呼ばれ、山岳信仰の聖地だったようです。
岐阜側からは別山という山があるので、みえにくいですが、北陸側からは
いつまでも雪があるため”白山”という名前がついたようです。
岐阜には御嶽山や乗鞍岳など3,000m級の山々がありますが、市街地から遠く、どこか馴染みがありません。
しかし西濃の伊吹山、東濃の恵那山、そして郡上の白山これらの山々は割りと市街地と近く、
人々の信仰と結びついたのかもしれません。
大きな山や大きな木にはやっぱり神様が宿っているような気がしますね。
休憩中地元のおばさんがいろいろと話してくれました。
どっから来たの?
といわれましたので、武儀・・・と言うとよくわかってないようでしたので、
関から来ました。
と答えます。
この距離にしてこの知名度の低さ。
美並ではすでに大河であった長良川がこんなにも小さくなっています。
道中、途中田んぼにぽつんと信号があったので、
あの信号要るんですかねー!?
というと
おばさんが
あの信号が赤になったとこ見たことない(笑)
言ってましたね。
武◎町の信号も一個もいらんよねー
ユウさんと話します。
僕は花粉症ではなくなったのですが。
信号造って維持する金があるんなら、
地元の建設業者さんに林道作ってもらって
杉をどんどん切り倒してほしいなぁ・・・と思いましたよね。
さて、郡上大和までこればはるか白鳥ももうすぐそこです。
軽く休憩を入れましたが、とても脚は回っているよう。
50km近くはしってますが、全く問題ないようです。
白鳥に近づくに連れてロードサイドのお店が増えてきました。
スキー場などで観光に力を入れているのがよくわかります。
今年は雪が少なかったので、大変かと思いますが、
地元の産業が栄えてくれるといいなぁ・・・
国道から橋をわたってついに到着。
白鳥の町の中心部、郡上白鳥駅です。
ここから少し行けば、もう北濃駅、長良川鉄道の終点です。
はるか遠くまで来ましたね。
油坂峠を超えればもう福井県はすぐそこです。
なんだよまぶち、福井はもうすぐそこじゃないか?
なにやってんだ、さっさとのぼりなよ!!
というようなことを言う輩には
その上を向いた鼻に特大のシイタケを突っ込んでやらないと行けない。
そう思いますよね。
大体いままでの峠というのは、町の境レベルですよ。
町境、村境レベル。
油坂峠は県境ですからね。
日本の中心、背骨部にあたり
北陸への道ですからその比高たるやハンパないはずです。
まず準備が足りない。
今日なんて補給は
うまい棒
と
チョコバット
ですからね。
油坂峠攻めるには
もっとしっかりとした補給、例えば
アミノバイタル
とか
ウィーダーInゼリー
とか、そういう系じゃないとダメですよ。
やばい、脚がつりかけた!!
補給はないか、補給は!!
というところで背中のポッケに
うまい棒。
入ってたら嫌じゃないですか。
チョコバットなんて入ってた日には、チョコでベトベトですよ。
大体、チョコバットの場合、結果が気になるじゃないですか。
一番キツイときに”アウト”なんて出た日には、
そこで脚ついちゃうと思うんですよね。
だいたい、
ほぼほぼ100%アウトじゃないですか。
サッカーで言うところの北澤豪のロングシュートじゃないですか。
枠にすら飛ばないですよ。
大体ありえない角度で上に向かってくわけじゃないですか。
サッカーのシュートと言うよりは
やり投げの角度じゃないですか。
一番距離が稼げる角度じゃないですか。
そんな感じでチョコバットも
どんな打率なんだってほど、
いい加減選手変えろよ!!
って言うレベルだと思うんですよね。
まぁそういうわけで、今日は手加減しときましたよ。
片道50kmちょうどを走ってきました。
ケガもなく無事に来れてよかった。
駅前パノラマ を取ってみました。
郡上八幡の郡上おどりも有名ですが、
郡上白鳥おどりというものも夏にはあるようです。
しかし夏の郡上は雨が多いんですよねー
大体踊ってると雨が降っている記憶しかないんですよね。
このまちをみると昔は結構大きなまちだったんだろうなぁと思います。
駅前商店街はひっそりとしています。
ついに武儀から馬越峠を超えて、
美並村へ、そこから郡上相生、郡上八幡、そして郡上大和ときて
郡上白鳥の白鳥駅までつきました。
ついに片道50kmを超えてきました。
感動の白鳥駅。
ここまで登り勾配だったので、あとは下るだけですね。
さて、我々は無事に武儀に帰ってくることができるのでしょうか。
続く・・・