鎧貼り(下見板張り)フレキシブルボードサイディングの施工方法について

フレキシブルボードサイディングの施工方法について

 

さて、今回はフレキシブルボードを使った下見板張りの施工方法について補足事項を付け足していきたいと思います。

 

 

ビス部は見せたくないのと、水のとおり道になってしまいますので、上板がかぶさる部分にビスで固定します。

ラスパート処理がしてあるビスや、ステンレスのビスが適しています。

 

以前とあるユニットで、ユニクロ処理の鉄釘を利用したユニットでサビが内部に出てきたケースがあります。

たいしたコスト差ではないので、ちゃんとした金具を使う必要があろうかと思います。

セメントが含有されているモルタルの場合、PH12程度のアルカリを示します。

そのためその部分も影響を見ておく必要があります。

 

下地は木胴縁だと思うので、特に問題はないと思います。

 

 

ビスの種類も注意が必要です。

 

皿ビスとトラスビスとの比較です。

上が皿ネジです。

 

皿ネジで固定する場合、注意すべきは、板の厚み×3倍以上端部から離す必要があります。

8mmのフレキシブルボードの場合、24mm以上端部から離します。

 

かなり硬度が硬い材料になりますので、靭性がおち、割れやすい特性をもちます。

 

ガラスをイメージしていただくと、ガラスの端部にキリで穴を開けようとすればクラックが入りやすいのが想像できると思います。

 

そのため、下穴を開け、面が広いトラスビスで面圧を掛けながら抑え込むのが適しています。

たとえば窓ガラスを固定するのは、ビスではなく、ビードで抑えはさみこんで抑えます。

 

 

ちなみにビス業界では、面圧が大きいほど、接地面積がふえ、緩みドメ効果があるとされています。

 

以上参考にしていただければと思います。

 

 

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