揖斐城へ行こう!古城探検!第18弾・西濃の一大山城・第1回
西濃地区は揖斐川、根尾川などが織りなす豊かな平地が広がります。
濃飛平野の北端に位置し、美濃はもちろん、尾張や伊勢の北端も望むことができます。
そうした関係上なのか巨大な大型の山城が多かった地域です。
春日村の小島城がその巨大要塞の体をなしているようですが、その前にこの揖斐城を視ておきたいということで
やってまいりました
水の都、大垣でございます。
毎月月初の日曜日はお祭りがやっています。
大道芸や、出店が立ち並び、大変な活況です。
今回は大垣城はお預けです。
今回の主役はそう揖斐城なのです。
風がビュウビュウ吹いており、4月なのに冬並みの陽気です。
しかしながら天気はよく晴れて気持ちのよい風が伊吹山から吹き下ろします。
中濃ではこのような大山がないため”伊吹おろし”のような風が大変に肌寒く感じます。
さてこの大垣から大垣揖斐線をとおってやって来ました。
揖斐城は揖斐の町から大変近く、小学校がその麓になります。
揖斐の町を見下ろす城台山に築かれ
麓には大きな神社、三輪神社があります。
標高は223M、比高は約180Mとかなりの比高差を持ちます。
城台山の尾根全体を切削し、巨大な山岳要塞としてあります。
本丸と二の丸の間には大きな堀切と竪堀(たてぼり)で仕切られ、土橋がかけてあります。
本丸の方向には、ます形の虎口を設け、防御力を高めてあります。
さらにこの城の特徴は
エル字型に曲がった尾根をもち、Lの間にはここを通って流れる水を集める井戸が枯れることなく現存しているということです。
エルの両側にはそれぞれ切岸で切削された巨大な曲輪、つまり本丸、東側は出丸をもつ2頭型要塞になっています。
小谷城が本丸直下の巨大堀切で本丸側と山王丸と仕切られたようなものです。
あの城を小ぶりにしたような形状を持っています。
商店街登り口の案内看板
現在地から約30分の道程です。
麓にはお城が多く、山が
本丸 出丸
南の丸 □□□□□□ 二の丸 □□□□□□
一心寺 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
三輪神社 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
という位置関係になっております。
祭りで大分歩いたため疲労があるとおもいきやみんなかなり元気なため、元気よく出発していきます!