中国製珪藻土バスマットを買ってはならない「3つの理由」

中国製バスマットを買う危険性についてのブログですが、

前回のブログも多少反響があったようで、問い合わせが増えています。

引用がてら記事を書きたいと思います。

※前回のブログ

これは別に自社の物を買ってほしいから書いている記事ではないことをご理解ください。

そもそもウチの会社は自社販売は一切しておらず、OEM供給をしております。

トップメーカーのSoilさんやその他国産、

日本製のしっかりとしたメーカーさんの物を手に入れていただきたいと思うのみです。

そもそも中国の珪藻土バスマットがどのような素材で製造されているのか?

ということ自体があまり良く知られていません。

バイヤーさんに話すと”そうなの?”

とびっくりされます。

もともと珪藻土のバスマットは、建材つまり壁材などを加工して作る物が多いです。

ではどのような建材かと申しますと、圧倒的に多いのがケイ酸カルシウム板になります。

通称ケイカル板ですね。

つまり安価な中国産珪藻土バスマット≒ケイカル板

と捉えて良いと思います。

このケイカル板が過去日本では、問題になったことがありました。

それはアスベスト問題です。

アスベストはよく説明する際に、ニードル(針)と呼びます。

まず前提として

アスベストは繊維の一種です。

これは補強材になります。

例えば何かの材料に混ぜ込んで強度を出したい場合、

普通の繊維であればフニャフニャしていますが、

これがピンと立った腰の強い繊維であれば

非常に高い曲げ強度が出ます。

これがアスベストです。

建築材料、補強材としては非常に優秀な素材です。

FRPで言うところのガラスマット

G-FRPで言うところのカーボンがこれにあたります。

これが建築材料として見た場合の利点でありますが、

一方で人体への影響といえば、

腰が強く、繊維が細いため

刺さりやすく抜けないという観点から

細胞にとどまり続けることで発がん性があるということです

以前は日本でもこのアスベストが入っており、

ケイカル板のトップメーカー、

ニチアス社は日本アスベストという社名だったくらい一般的な製品となります。

その際も

巨額な補償金が動き

2009年以降、日本のメーカーは厳重な管理の元混入がなされない製品を供給しています

こういった建材については日本の品質基準が高すぎるために、

中国などの建材が入ってくることもありませんし、

家を買う方のお施主さんの立場としても

中国製建材の家には住みたくないのが正直な感想だと思います。

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

以下引用

米国消費者製品安全委員会(CPSC)は25日、

中国製有害石膏ボード(ドライウォール)のメーカーを公表した。

これらのメーカーが生産した石膏ボードから放出された硫化水素は、

他国製品の100倍に達すると先月発表したばかりで、

住宅所有者や販売業者に対し、中国製石膏ボードを撤去するよう勧告した。

・・・・・・・・・・・・・・・・

輸入石膏ボードを使用した米国の住宅で、

電気配線やガス管の腐食などのトラブルが多発した上、

悪臭が漂い、目やのどの痛み、頭痛、呼吸障害などの健康被害を訴える住民が相次いだことから、

米連邦機関が昨年から本格調査に乗り出した。

中国製石膏ボードの被害に関する訴えは現時点で3296件に上り、

被害金額は数十億ドルに達した。

CSPCは中国サイドに被害賠償を求める方針だが、

対応したのはドイツ資本の可耐福石膏版有限公司のみ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

これが実態です。

中国の方たちは個人的に付き合うと非常に良い人達ですが、

こと中国製の製品となると

自国民が一番信用していない。

というとてもわかりやすい構図になります。

こうした危険性をはらむにもかかわらず

安価を武器に、

珪藻土バスマットと名を変えて中国製の建材が日本市場に大量に入ってきているのです

◎特徴としては、

☆価格が安い

☆産地表記がない、又は産地が中国製である。

☆若干グレーがかっている。(セメントが入っている)

☆臭い

☆最初だけよく吸うがそのうち全く吸わなくなる

というわかりやすい特徴を持ちます。

最後の最初だけというところでいうと、比重のかるい素材というのはそもそも水を吸いやすいです。

表面の無数の穴に水が入っていくからです。

そこまではほぼ一緒ですが、吸いきった後が全く乾いてきません。

これが特徴です。

前述の通り、非常にわかりやすい特徴を持ちます。

なぜなら普通(中国品質の)のケイカル板を流用しているだけなので。

うちにも中国でもいいのでバスマット切削できんか?というお客様が見えますが、

”中国製でもないんか、ないんか言いますけど、

やめといたほうがいいですよ。

へたするとご自分の会社がなくなりますよ。”

とアドバイスしています。

足がピリピリしたり、異臭が凄いという意見はすでに幾つか頂いております。口コミで爆発したら販売会社どうするんでしょうね。

量販のバイヤーさんも最近は気づいているところも多く、問い合わせがあったりします。

まとめると中国製バスマットを買ってはならないという

理由としては

◎アスベスト混入の危険性が否定出来ない。

◎異臭がする。

◎最初だけ水を吸うが元に戻らない。

という三つの理由があげられるのです。

この辺りがおおいに問題かと思います。

1.アスベストの危険性

アスベストという危険性で言えば混入の危険性があります。

2.異臭がする。

これは主にセメントのような臭いがするということです。

成分分析をすればわかりますが、非常にアルカリが強いです。

またセメントの製法というものは、

おそらく国策なんでしょうね。アスファルトもそうですが、ある一定数

廃棄物を混ぜて使用します。いわゆるリサイクル製品ということです。

これ自体は素晴らしい製品であり、躯体や構造に使うには大変すぐれたものですが、室内で使う、直接肌が触れるとなると話は別です。

セメントが直接肌に触れるとどういうことになるか、これは建築業界の方であればわかりきっていることです。

以前あった、

中国製のコンクリート(セメントを使います。)が崩壊し中からゴミが出てきたという記事についてはもはやだれも驚くことがないでしょう。

つまり中国製セメントの中身は誰もがわからないということです。

そんな物を毎日足乗せたいですか?と逆にこちらが聞きたくなります。

”中国製”などと記載してあればまだしも

”日本企画”

などという紛らわしい手法で売上だけ伸びればよいといった

ヒドイ企業もあります。

どう考えても怪しいですよね。

どうか価格だけにとらわれないよう、

産地をしっかりと確認して、購入していただくことをお勧め致します。

※前回のブログ

中国製珪藻土バスマットを買ってはならない「3つの理由」”へ11件のコメント

  1. 通りすがり より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    非常に良いことを書いておられて参考にさせていただきました。

    が!
    改行が多すぎてめちゃくちゃ読みにくいので、ぜひ今後はもう少し普通に書いていただけると嬉しいなとおもいます。

  2. マボ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ありがとうございました。

    確かにクセで改行が多すぎるかもしれません。

    スマホとかだとより一層見難いですよね。

    改善していきたいと思います。

    また気になる点があれば(ありすぎでしょうが・・・)教えて下さいね❢❢

    馬渕

  3. 心配性爆発 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    有益な情報有難うございます。

    つい数日前に、ネット通販で買った 1,980円 の珪藻土バスマットが届きました。(メーカー名は伏せます)
    家族が開封して、風呂場の前に置いてくれてました。

    脱衣所に入ると強烈な匂いが・・・

    湿布のような、CRC(KURE5-56)をスプレーした直後のような、クラッとする感じです。
    昼間に自分が KURE5-56 を使ったのでその匂いかなと思っていたのですが、数日後も同じ強烈な匂いがするので、さすがに変だと思い。
    まさかなぁと思いながら、バスマットを嗅いでみると、ものすごい匂い。

    リビングとは廊下で繋がっているのですが、リビングの廊下側の扉を開けると匂いがしてきます。

    それでネットを検索してこのブログにたどり着きました。

    使うのを止める事にしました。

    これって、国民生活センターなどに聞いてみた方が良いのですかね?

  4. マボ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ネットで購入されたとありますが、勉強代だとおもってちゃんとした製品を購入されるのをおすすめします。

    事実海外では国産がよく出ているようです。

    製品の価値≒安心代
    ということで国産であれば決して高いものではありませんし、なにより長持ちします。

    表層を削って何回も使えるというのがこの製品のメリットのはずですが、削ると地が出てくるのでおすすめできません。

    異臭の原因はわかりませんが、おそらくボードの組成事態もよくわからないと思います。

    国民生活センターに聞いてみるほうが良いと思います。
    範囲が広いのであてにならない可能性もありますが、情報をお持ちのケースもあります。

  5. 心配性爆発 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    素早いご回答感謝いたします。

    大変勉強になりました。

    国民生活センターに聞いてみたところ、類似の注意喚起は今のところないとの事と、直接メーカーに問い合わせも行ってくださいとの指示がありました。

    問い合わせても、問題があるとはメーカーは言わないと思いますし、代替品を送ってもらうつもりもないので、素直に日本製を買い直そうと思います。

    有難うございました。

  6. マボ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    中国に行ったときに、屋台で食べようとして中国人のガイドさんに真剣に止められたのを思い出します。
    ちょっと前に下水油というのがありましたよね。

    結構日本人は日本の品質管理に慣れて安心して使ってしまっている傾向がありますが、中身はなにかわかりません。
    そういった意味では今回の製品も中国の屋台によく似ているのだと思います。

    長持ちするのであれば多少高くてもというのが傾向として根付いてくると良いですね。

  7. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    「珪藻土バスマット」を使ってみたいと思い、いろいろ調べていて御社のHPにたどり着きました。
    そして、安全性を第一に考える御社の姿勢に大変感動いたしました!
    すべての企業がそのようであったくれたら、、、と消費者のひとりとして願わずにはいられません。
    中国製のものがどんなに怪しくて危険か、もうわかっているはずなのに利益第一で粗悪品を販売する企業が多すぎます。
    御社のような企業にこそ、ますます活躍していただきたいです、頑張ってください。

  8. マボ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    大変励みになります。
    ありがとうございました。
    中国の下水油、地溝油などで検索されると実態がわかると思います。
    口に含む食品ですらその品質なので、建材など分かったものではないと思いますよね。
    日本の製品が海外で売れるのもわかる気がします。ありがとうございました。

  9. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    うっかり何も知らずアマゾンのタイムセールで買っちゃってから調べて「えっ」となりました。
    今日届くのですけど十中八九中国産なので確認したら使わずに捨てようと思います。
    勉強になりました…(–)

    1. トマト工業 より:

      コメントありがとうございます。

      というかすでに2022年なんですがね…
      ニトリの2021年の珪藻土事件で大変な事件になりましたが、
      記事は2015年なのでその6年前の記事ですので、悪い意味で【予言】となってしまいました。

      AMAZONも最近中国製の粗悪品が増えてきているので注意が必要ですね。

      日本珪藻土日用雑貨製造協会というのがありますので、
      そこの製品でしたら安心かと思います。
      https://nihonkeisodo.jp/

    2. トマト工業 より:

      コメントありがとうございます。

      というかすでに2022年なんですがね…
      ニトリの2021年の珪藻土事件で大変な事件になりましたが、
      記事は2015年なのでその6年前の記事ですので、悪い意味で【予言】となってしまいました。

      AMAZONも最近中国製の粗悪品が増えてきているので注意が必要ですね。

      日本珪藻土日用雑貨製造協会というのがありますので、
      そこの製品でしたら安心かと思います。
      https://nihonkeisodo.jp/

      ※出せない情報でかなり大きな企業の情報があるのですが、これはふせておきます。未だに流通していることに深い悲しみを覚えます。

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