岐阜県下最強?神坂峠に自転車で挑む極限の坂のぼり。

さてみなさまこんにちは。

 

まぶちでございますよ。

 

今日はひさしぶりのチャリ部。

 

チャリ部といえば、坂登りになるんですが、

今回はすこしイレギュラーな出発点でございました。

 

中津川にいくことに。

 

子供が急遽中津川で部活があることを知らせてきました。

 

急だったのですが、

 

なんなら送ってくけど?ということで車でいくことに。

 

 

しかし

途中で、あまりにも

 

きれいな恵那山が見えたところで

 

“あかん、引き返そう。中津川に行ってそこから

チャリで冒険するから”

 

ということで車で中津川にいくことに。

 

そういえば、岐阜最強峠の一つ、岐阜長野県境の神坂峠にいってなかったことに気づきました。

 

伝説の峠、神坂峠とは?

 

神坂峠とは、東濃地方最強の峠と言われ、

 

標高差およそ1,000mオーバー❢❢

 

あの片知渓谷ですら、麓から650,高賀山入口まで800mです。

 

鳥越峠、国見峠や、片知渓谷高賀山ルート、板取大和間の峠も相当きついですが、

岐阜県でも乗鞍を除けば最強の峠はココになると思います。

 

というわけで子供をおろし、馬籠のパーキングに駐車。

 

そこからはるか大山を見上げます。

今回いく富士見台高原がすこし見えています。ちょうどセンターの黒くなってる雲の真下くらいです。

 

恵那さんは、船をひっくりかえしたような雄大な山容が特徴で、2,191mもありながらも雪がすくないことから、

頂上が樹林帯です。

 

 

どうにも景色がイマイチにもかかわらず、その山容は東濃を代表する日本100名山の一つです。

 

その恵那山にはすこし雲がかかっていました。

馬籠宿

大きな峠の前後には、大きな宿場町ができます。

 

それが長野県側の妻籠であり、馬籠になります。

呼び方はツマゴで、ありツマゴメではありません。

ここ、共通テストに出ますよ。

(出るか❢❢)

 

なんといっても馬籠のロマンは、文学と結びついているところです。

 

具体的には、参勤交代のあった江戸時代、宿場というのは大きな権限と価値をもっていました。

 

しかし明治維新というほとんどの人にとっての

 

明るいはずの夜明けはこの宿場町の、青山半蔵の存在意義を否定することになります。

 

島崎藤村、夜明け前とは?

**「夜明け前」**

幕末から明治維新にかけての激動の時代を背景に、

信州馬籠宿本陣である青山半蔵の人生を描いた歴史小説です。

半蔵は、父の志を継いで新しい時代に期待を寄せつつも、現実との厳しいギャップに苦しみます。

改革を望むも、社会の混乱と旧来の価値観に阻まれ、理想は挫折します。

藤村は、時代の変化が個人に与える影響や、理想と現実の対立を描きながら、人間の生き方と歴史の関係を深く探求しています。

馬籠館本館(画像参照)でドリンクを補給し、馬籠峠に向かいます。

※馬籠館は駐車が無料です。私は、馬籠交差点のところにあるふれあい広場に駐車。広くておすすめです。

 

石畳は避けて、南西側の生活道路から北に向かいます。

街道自体はそれほど長くはないのですが、坂がものすごくキツイです。

妻籠が、山中の谷間にある山村に対し、こちらは山の斜面に人工的に作られた宿場であることがわかります。

 

日当たりが良いので明るく山中の妻籠よりも開放感のある宿場町です。

 

おそらくここを通る旅人たちも、木曽の山中を抜けてここに来た時、美濃という国の雄大さを

あらためて感じたことでしょう。

 

ここから標高約800mの馬籠峠まで茶利でいきます。

あっまちがえた、チャリね。チャリ。

 

チャーリーズエンジェルね。

(雰囲気台無しバカッツ❢)

 

馬籠峠

 

馬籠↔妻籠間は侍ロードと呼ばれ、ヨーロッパ系の方がものすごく多いです。

 

侍ロード

 

あとから富士見台高原、萬岳荘のオーナーに聞いたのは、

 

JRがこれを強力に推進しているようです。

 

さて、ヨーロッパからきた御夫婦に、馬籠峠の頂上でご挨拶。

得意の

ウェア・アーユー・フローム?

ときくと、

 

ランタン❢❢

と帰ってきました。

 

このランタン??が全く理解できなかったのですが、よくよく聞くと、

 

 

ロンドンとのことで、ロンドン人は出身地を国ではなく、ロンドンというように言うんですね。

 

超初歩のロンドンが全くリスニングできてないことにがっかりしますが、

いろんな話ができてとても良かったです。

 

東京→京都→中山道

というコースらしく、満面の笑でした。

 

ハブアナイスデイ❢❢

最後は写真をとってお別れ。

 

馬籠は信じられないくらいきれいな場所だ!!と言われて、

 

私も”キソ・ジーニアス”とても嬉しかったです。

(誰だバカッツ❢❢)

 

馬籠峠はいつでも良い出会いがあるようです。

木曽路をこよなく愛する男が木曽を旅するブログその1

木曽路は全て山の中 ついに馬籠宿へ。馬籠峠の頂上で部屋のなさを叫ぶ。その4

 

 

その後、ドイツ人も話しかけてきたので会話しました。

 

お前のチャリなかなかだね!!

 

どっからきたの?

 

みたいな会話。

 

1ヶ月の休みで、九州から北の方に移動していると言われました。

 

こちらも手を降ってお別れ。

 

欧州の方々は休みが長いんですね。

 

さて、ここから

本来は、県道を通って神坂峠までいけるはずが、工事中のため、迂回路を取らなければなりません。

 

馬籠峠から延びる神坂への峠を抜けていきます。

 

ひっそりとした中に、凛としたたたずまいを感じます。

 

竹藪からぬける風が体を冷やしてくれます。

 

補給が大事

 

すでに馬籠峠1本ともう一つの峠を超えてきました。

 

問題は、凄まじい峠の割に補給が少なすぎたので、上田屋商店さんで、パンとドリンクを大量購入。

 

袋を買いたいといったら、おまけしてくれましたよ。

 

大量の補給をもって出発!!

富士見台いくの?

と聞かれました。サイクリストではこのコースを取る方がおおいのでしょうか。

 

補給ポイントとしては最終地点になるので、ここでちゃんと補給しておくことをおすすめします。

 

 

高速の真下を通り、橋の入口からスタートです。

 

ココがスタート。

 

いざ神坂峠へ

富士見台高原・萬岳荘まで14kmもあります。

 

 

並の14kmではないことは正面の大山が物語っています。

 

ここからすこしづつ高度を上げていきます。

 

標高のトップが1,569mというとんでもない高所にあります。

伊吹山や高賀山よりもはるかに高い場所。

道路コンディションは片地や、奥美濃の古道とくらべるとまぁまぁ良いのですが、

ところどころ

 

とんでもないグレーチング

 

いわゆる

 

 

トンデチングがあるので、

(トンデチング初めて聞いたわバカッツ❢)

下りは怖そうです。

 

まぁ当たり前ですが、車メインで設計されていますのでね。

 

 

休憩なしは無理そうだったのでところどころで休憩。

 

5合目→勝手に命名

中腹、標高1,000mくらいの地点では御嶽山がみえてました。

 

その手前左は小秀山でしょうか。

 

6合目 強清水

 

強清水という給水ポイントがあり、1,100m。なんと、ほぼ笠置山の頂上ですね。

頂上付近につくと、ときおり涼しい風が体を冷やしてくれます。

 

とはいえ、インナーが安物のメッシュインナーのため体に

 

べっとりと張り付いてきます。

 

濡らした海苔みたいに。

 

メンバーに聞いたら、

おたふく手袋の3層のものがいいらしいので、そちらを早速後日購入しました。

 

楽しみだなあ。

虎の子のドリンク2本を速攻カラにして、すこしづつ高度を上げていきます。

 

林の中に

自分の呼吸音だけが辺りに響きます。

 

ヒルクライムというのは、

過去の後悔や未来の不安といったものから解き放たれて、

今この、現時点だけに集中できますよね。

 

8合目付近

サイクルコンピューターわすれたので、

詳細の合目はわかりませんが、8合目付近。

 

はるか下の方に雄大な自然が広がっています。

 

ただし頂上に近づくにつれて、斜度がきつくなってきてます。

左側に笠置山が見えています。

 

なんというところまで来たんだ・・・・

下から吹き上げる風がとても心地よいです。

それもそのはず、すでに伊吹山山頂に近い、標高1,300m地点

笠置山自体1,100mを超える大山で大変なのですが、あんなに下に見えてます。

 

 

最後の3kmがとにかくきつい。

 

しかし、 最後の急坂をのぼりきると、神坂峠が姿を表します。

 

萬岳荘

10合目神坂峠に到着。

 

2時間近くかかった計算になります。

ここがゴールでも良いのですが、自走でもないので、もう少し冒険することに。

 

 

次回

富士見台高原で声をかけられる、驚愕の出会いと驚きの旅の結末とは?

 

続く。

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