1.乗鞍に自転車で登ろう!
お盆にセキサイメンバーからそれはそれはきれいな絶景の乗鞍の写真が数多く送られてきてましたよね。
乗鞍というのは標高3000mの乗鞍岳であります。
ここには標高1400mくらいから標高2700mの畳平という大型の山荘までおよそ17-20kmの山岳道路が続いております。
ここはマイカー規制がされており、通れるのはバスと自転車のみ(タクシーもありますが)なんです。
○なぜ登るのか?
だれが好き好んで1300mも登るんじゃ❢❢❢
と、そう私も最初はそう思ってたんです。
しかしひょんなことからこののりくらに登ることになり、世界観が一変したんですね。
私レースはヒルクライムがほとんどなんですが、その理由がこの乗鞍だったんです。
この山は我々中濃の里山とは全く違います。
○乗鞍岳の違い
1.標高
まずは標高が3000mという超高山に位置すること。
気温に関して言えば18度程度は麓と違うことになります。真夏でも20度以下という涼しい空間です。
2.景観
景観に関して言えば麓から上がってくるわけですが、標高1300-1400のスタート地点では杉、ヒノキなどの通常の景観ですが、松などが増えてきて標高2500を超えるとついに”森林限界”とよばれる森林がない世界に突入します。
ここからがいわゆるアルプスの景観と呼ばれる異世界に突入します。
真夏のほんの僅かな時期だけ高山植物が咲き乱れ、乾いた風と溶岩からなる土質、真夏でも残る残雪、真っ青なカルデラ湖など、
ここには異世界があるのです。
昔から言われている天国。
このイメージにまさにぴったりの場所なのです。
3.達成感
標高1300mをかけあがる自転車ヒルクライムなんですが、だれが好き好んで自転車で山登りを❢❢❢
思うんですが、私も当初そうだったんです。
しかしこの感動というのは本当に何事にも代えがたいものがあるのです。
これは理屈とは少し異なるものだと思います。
夏休み、子供にビワイチか乗鞍、どっちがいい?
聞くと、乗鞍に行きたい。と長男が行ったのでそちらにいくことに。
頂上までの登山も含めて、自走乗鞍を計画しておりました。
一泊してくるつもりでしたが、それは取りやめ急遽日帰り乗鞍に変更。
当日は朝4時おきのかなりタイトなスケジュールです。
まず天候。
3000mの頂上は猛烈な吹雪になることがあります。
そのため天候がよいことは絶対条件。
またセキサイメンバーからのLINEを見ると、どうも早朝のほうが雲が少ないのではないか?という仮設がたてられました。
前回の御嶽ライドでは、朝鈴蘭高原でみた乗鞍、御嶽は両方とも雲がかかっておりませんでしたが、
そこから2時間後、開田高原から見た御嶽は分厚い雲に覆われていました。
みたけ屋さんのおばさんも、朝は雲がかかってなかった。という証言がありました。
つまり乗鞍においても早朝から行けば雲なく乗鞍に登ることができるのではないか?という仮設がたてられました。
○ルート
乗鞍岳については岐阜県側の乗鞍スカイラインルートと、
長野県側の乗鞍エコーラインルートの2種類があります。
それぞれバスセンターからバスでのぼるか自転車で登る必要がありますが、
スカイラインルートは距離が17kmとエコー側20kmよりも短いのですが、斜度がきつい特徴があります。
小学校3年の次男のパワーではパワー負けする可能性があるので、平均勾配6.3%のエコーライン側から攻める計画をたてました。
○当日の計画
当日は朝の5時に家をでます。
高速で飛騨清見インターで降り、真西に進路を取ります。
コンビニで補給食を購入し、安房峠を超えて長野県側に降ります。
そこから峠を登りかえし、乗鞍高原に進路をとります。
休暇村と通っていきますが・・・
やはり次男のパワーが上がっていきません。
降りては押し、降りては手で押していきます。
繰り返すうちに、今度はわたくしの御嶽ライドで痛めた脚が痛くなり始めました。
安西先生・・・脚が痛いです・・・・
ついに、三本滝休憩所の地点でこれ以上のヒルクライムはあきらめようと言うことになりました。
次男は登りたいと言って聞きませんでしたが、私の脚の方が限界ということでなだめてここからバスで上に登ることに。
(なにやってんだ❢❢❢)
バスをしばらく待ってのぼること40分程度
3人とも口を空けて寝てましたね。
標高差400mくらいは登ったはずです。距離は約7kmちょうど3分の1のぼったところです。
○いざ畳平に
セキサイきっての山人ことひこさん情報によるとこの畳平自体が、カルデラに位置し、
火山口であったとのことです。
周りの山々は、カルデラの周囲ということになります。
標高2712mあり、麓よりも16度くらい気温が低いです。
畳平バスセンターにつくと、たくさんのサイクリストや観光客が
軽めのうどんを。
次回に続く・・・