”壮絶、平田に散る❢❢❢ちぎれる5分前、その時歴史は動いた”

どうもこんにちは。

まぶちでございますよ。

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今日はNHKその時歴史が動いた

”壮絶、平田に散る❢❢❢ちぎれる5分前、その時歴史は動いた❢❢❢”

をお送りいたします。

○レース開始

”さて、みなさまこんばんは。その時歴史が動いた。司会は私、
松平田(まつだいらた)定知(さだとも)でございます。”

”今日は完全に場違いのところ、修羅の国とよばれるC1に出走したおっさんの記録をみていきたい。
ちぎれる5分前になにがあったのか。これをお送りしたいと思います。”

西暦2018年慶長351年12月16日
(なんだ慶長351年てバカッ❢❢❢)
美濃国は長良川河川敷、

ここで天下分け目のレースが開始されました。

クラスはC1クラス通称修羅の国でございます。
ただ単に家をでて平田組に応援に来ただけなのですが、
なぜかC1の集団の中にいます。
並み居る強豪を前にどうやってちぎれたのか。
そのちぎれ様、これを見ていきます。
(なんでちぎれ様だバカッ❢❢❢)

○レース前の音楽
レース開始に先立ち脳内ではこんな音楽が流れていたと思います。
ウェルカム・トゥ・ディス・クレイジータイム♬
このイカれた時代へようこそ
君はタフボーイタフボーイタフボーイ
右も左も修羅だらけですね・・・
C1のレースということでたくさんのギャラリーが集うなか、
やがてレースの号砲が鳴り響きます。

最初のコーナーはすぐにやってきます。

集団は複数列となりカーブに突っ込んでいきます。

完全にクレイジー

まともなヤツほどフィール・ソー・バッド
正気でいられるなんて運がイイゼ・・・♪
コーナーを抜けると先導が抜け一気に風の壁が前から立ちはだかります。

○コーナーリング

コーナリングは周りがC1選手なので、同じスピードで突っ込んでいきます。
ビギナークラスと異なりカテゴリが上がると逆に怖さが無いですね。

突っ込んでいくスピードはもしかしたらビギナーよりもゆっくりかもしれません。

そのかわり立ち上がりスピードは半端ないです。

第4コーナーを抜けると
時速20kmから50kmまで猛烈なスピードで立ち上がります。

ときはまさに世紀末・・・・
よどんだ街角でぼくらは出会った・・・
キープ・ユアバーニング♬


立ち上がりのパワーは600Wです。

限界まで上げると出力が出なくなるので、パワーを多少セーブすることに。

それでもおそらく限界近くまで出力を上げていたと思います。

1周を終えホームにもどると

”生き残った・・・・”

そういう安堵感が・・

○大応援団

ホームにもどると大応援団が❢❢❢

”まだ生き残ってます!!!”

左手で合図をします。

平坦では50kmで駆け抜けていきます。

キープ・ユアバーニング♬
駆け抜けて

この腐敗と自由と暴力のまっただなか・・・

ポジションは集団やや後方。

心拍数160
ここから徐々に心拍数があがっていきます。


監督の作戦はたしか前で展開すること…・


しかし

”テルくん(監督)、
とてもじゃないが前に出られんよ❢❢❢”


そして若干の平坦を挟んで、

カーブの20kmから

時速50kmまで一気にたちあがります。

最初の1周、NPは315W

コーナーの入り口で名岐ベンドの選手がするするっと前に上がっていくのが見えました。
N原さんかな。ガンバレっ❢❢❢

心の中で応援・・・



そして第2コーナーでのインターバルが半端ない。
インターバルの出力は11秒700W

ほぼ限界値まで出力を上げても右から左から推定1000W超で抜かれていきます。

監督の推定900wが出せないと立ち遅れる計算。

徐々に徐々に後方に順位を下げていきます。




平坦では休める。そんな感じ。
しかしその平均でも平坦ペダリングパワーで280-290Wがでております。

直線で多少前にでていきますが、
カーブの立ち上がりでたちおくれます。

MAXまで上げればまだ多少はいけますが、
レッドゾーンに突入すると一気に脚が劣化するのでMAX手前でセーブします。
そうすると立ち上がりで立ち遅れます。

これを平坦でリカバリー。

しかしどうもかなり列が長くなってきており、我々が所属する後方集団ではブチブチちぎれかかっています。

ここで集団からちぎれたら負け、完全に風の渦に飲み込まれます。

後ろを向いたらちぎれ、前を向いたら風の壁…

どっちを向いてもフィール・ソー・サド
だけど死には至らない気分はどうだい・・・
タフボーイ❢❢❢タフボーイ❢❢❢タフボーイ❢❢❢


思えば2周回目の川側のストレートで、若干余力があったのですがここが勝負のキモだったような気がします。
ここで順位を上げておかず後方集団で待機(せざるを得なかったのかも)していたため、次々とくる猛烈なインターバルで脚が削られていきます。

インターバルピークパワーがどんどん右肩さがりになるのがわかります。

やはり1000Wの人が800Wだすのと、800Wの人が800Wだすのとでは天と地ほどの差があるようです。

レッドゾーンに入る回数がながければ長いほどダメージが蓄積されていきます。

どんどん後方に追いやられ、3週目にはついにほぼ最後尾に。

後ろはちぎれたのか、いなくなったのかわかりませんが。

応援団に

”まだ生きてます・・・・(かろうじて・・・)”

合図をし、再度インターバルへ。


○最後のちからを

前走者の肩が左右に振れています。

後続につこうとするも集団から離れていきます。

ここがC1クラスのすごいところ、

右から左からスプリントパワーで抜かれていきます。


○そしてその時・・・・

そしてついに前走者もろとも集団から離れてしまいました。

ついにその時はやってきました。

平田に散る。その5分前のことです。

あとはちぎれた人たちが前に点在しています。


”地獄絵図や・・・・これが
平成の落ち武者・・・”



超特急からはぐれた人たちが風を受けながら単騎で走っています。

後ろをみると誰もいません。

回収されたのか、最後尾なのか。

ここで勝負は終わり・・・・・

なんですが、C1で走ること。それ自体にどんな意味があるのか、まだ理解したわけではありません・・・・


”まだだ、まだ終わったわけじゃない❢❢❢”

エリートで走ること。
その夢の舞台を簡単に終わらせる事などできるはずもありません。

なにより寒い中応援団が待っているのです。

はぐれた2人を交わしすこしでも前にちかづこうとします。


○驚愕の展開

すると後ろから

”パッパーーーーーーーー❢❢❢”


ファンファーレが。


後ろから白いバンが迫ってきているではありませんか❢❢❢


まさかの回収車❢❢❢


すでに後ろの後続はすでに飲み込まれたようです。


最終第4コーナーを抜けると最後はフィニッシュライン。

のこり300m❢❢❢



たった4周でしたが最後だけは負けない❢❢❢


フィニッシュラインだけ超えさせてくれよっ❢❢❢



せまる回収車とゴール直前で渾身のスプリント合戦❢❢❢

523W、42.3km/hがラストのリザルトです。


○壮絶❢❢❢平田に散る。

そして
10.5km 16分30秒の戦いが終了しました。

平田クリテリウムC1-4周DNF
interbalc1-3.png 
リアルスタート後はちぎれるまではこちら
平均時速42km 走行時間8分27秒
NP281W
最大ペダリング 789W
平均心拍 160
最大心拍 167
という値がでています。

interbal-4.png 
この値がおそらくC-1で走るための必須のパワーなのだと思います。

必死に走りましたが、それでも力及びませんでした。

強いて言うなら、インターバル間の平坦で多少の余力があるためここで少しでも前に出ておかないといけないということがわかります。


あらためてこのクラスのすごさを感じました。

おわってからC1、C1言われましたが、ただ走っただけ、
完走できてはじめてC1クラスと言えるとおもいます。

今はまだフィジカル、テクニックともに大きな差があるといわざるをえません。

先頭集団は絞られC1の選手たちが目の前を駆け抜けていきます。

なんというレベルだ・・・・

すなおにそう思いました。






”壮絶、平田に散る❢❢❢ちぎれる5分前、その時歴史は動いた””へ2件のコメント

  1. kuro より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    死ぬと分かっておりながら挑む心意気
    さすがリーダー、漢ですな。

    それにしても
    タフボーイ♪懐かしい!

    今年もよろしくお願いいたします
    m(_ _)m

  2. マボ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    KUROさんありがとうございます❢❢❢

    またあけましておめでとうございます。

    今回、綺麗に負けてきました❢❢❢
    (いつも負けてんな❢❢❢)

    本年もどうぞよろしくお願い致します!

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