ロードバイクのホイールを変えたことでどのくらい速度に差が出たか、80km走って実験してみた。 その他

皆様あけましておめでとうございます。

まぶちでございます。

TCR12015_thumb.jpg

今年の正月はいつになくロードバイクに乗れましたよね。

正月休みが大変長かったというのもあります。

12月29日から1月5日まででございます。

実際は加工が混みあい、最後は残業につぐ残業で

12月30日から1月3日までが本当の休みでしたが、それでもどこにも遠方に(自動車では)出かけなかったので

ゆっくりできました。

30日は岐阜まで自転車で。往復@50km

31日は郡上八幡まで自転車で。往復@80km

1日は美濃+タバタプロトコルで合計@35km

2日は休養日で合計@4km

3日は各務原まで往復@35KM

4日は通勤ライドで往復40km+美濃加茂往復30kmで合計@70km

5日はタバタプロトコル+αで@7km

と7日で@281km走行したことになります。

今回クリスマスプレゼントということで

まぁどちらかというと”セルフ”

の方のクリスマスですが。

こちらに

フルクラムレーシングクワトロLGアルミクリンチャーホイール

というホイールがやってまいりまして、

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前回のタイヤ

コンチネンタルグランプリ4000S2

と共に

ホイール、タイヤを履き替えたことで走りがどのようになったのか?

80kmに及ぶガチ実走を元にインプレッションしてみたいとおもいます。

そこそこ長い距離を走ることで

距離が長く感覚による誤差が少ないと思います。

往復により風の影響誤差も少ないと思います。

またこのコースは以前にも何度か走っており、より実態に即したデータが出るのではないかと思います。

しかし我が関市内でもクリスマスプレゼントで念願のホイールが来たという小学生もかなりの数にのぼっているという情報も来ておりますが、

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確かにホイールがあれば回して遊べますし、夜は回転させながら通学することで防犯にもなるということで一石二鳥ではないかと思いますよね。

おへその下、関元というツボのうえでホイールを回せば、ツボもできるのでこれまた親孝行までできるという優れものでございます。

このあたりも含めてホイールというものを評価する必要があるかと思いますよね。

フルクラムレーシングクワトロLGアルミクリンチャー

とか

コンチネンタルグランプリ4000S2

とか普通の人が聞いたらもはや呪文ですよね。

アルミフレームのGIANT・TCR1に

フルクラムレーシングクワトロLGアルミクリンチャーと

コンチネンタルグランプリ4000S2を・・ブツブツブツ

そんなことばかり話していますので、完全に危ない人のような気配です。

だいたい

年末も年末、

31日大晦日に

”家族をほったらかしにして八幡に自転車ででかける。”

という時点で相当”アレ”な人であります。

”あんた、大掃除どうするのっ!!”

などと聞かれれば、

”心の大掃除じゃー!!”

といってビューってでかけますからね。

私レベルになりますと。

まぁ低い方ですが。

homerunbaka.jpg

 

まぁこうした暴挙に出たわけでありますが、

この八幡ライド、往復80kmあります。

奥美濃らしくそこそこの登りがあります。

朝はやくから家を出て行きます。

昼には戻るでね。

といいます。

郡上八幡まで朝出かけて、昼に戻ってくる。

この時点ですでに完全に危ない人です。

最初は美濃まで約10kmちょい。

あまり上げ過ぎると乳酸が溜まって脚が回らなくなるので、心拍数157拍(85%)を上回らないように心がけます。

朝は寒すぎて脚が回りませんが、

それでもブラケットに手を置いて肘を直角に曲げるとエアロポジションの完成です。

この体勢は下ハンドルと異なり、上半身体勢の維持が楽です。

上半身の体重ごとハンドルに預けるわけです。

とはいえ腰の一部に結構な負担がかかります。

下ハンドルですとこれまた猛烈な負担がくるので、慢性的な腰痛が発生してしまいます。

体幹が極端に弱いんですかね。

ただエアロポジションにはデメリットもあり、ギアをすぐに変える事ができません。

そのためある一定の速度で巡航できる場合に限り有効といえると思います。

当日は風もそれほどなく、気温もこの季節にしては高めでいい感じ。

車も普段よりグッと少ないです。

なんといっても大晦日ですから。

自転車に至っては一台も見ません。

美濃までは最短距離で約10kmですが、基本丘の上の町ですので、

巡航速度の維持が大変です。

サドルの”気持ち後ろ側”に座り、

ななめ前に力を入れて押し出すようにペダルを回すとハムストリングスにハリがでることが体感できます。

ママチャリを全速でこぐとモモがすぐにパンパンになりますが、

これはどうやらモモの前側、大腿四頭筋を使ってしまっているからかと思います。

持久力があるモモの裏側、ハムストリングス筋を使うと疲れにくく、大きなパワーが出せるようです。

このような持久筋を効率的に使えるのがロードバイクの良いところでしょうか?

デッカイ筋肉を使うので、エネルギーの消費も激しいです。

高速巡航において必須項目の

エアロポジションをとるためには深い前傾を取る必要があり、其のためには

背中に”インドメタシン”をきっちり貼りこんでいます。

年寄りかっ!のツッコミに関しては、

今回も

ノーコメンテーターとさせていただきたいとおもいます。

さて約10km先の

美濃の道の駅もだれもいません。

そしてここで栄養を補給します。

冬期は寒いので、カロリーの消費が激しそうです。

前面から氷点下近い猛烈な風を浴び続けても体が熱いということはそれだけ熱量≒カロリーを燃焼しているということでしょうか。

サイクリングが一番のダイエットと思われる所以です。

水泳も熱の発散という意味では有利ですが、

水泳は冬期は無理ですのでね。

ホットドリンクを飲んで美並まで一直線です。

休憩のたびにドリンクを飲みますが、グリコーゲン(グリコの語源。糖分)が枯渇するとよくないので、定期的な補給が欠かせません。

美並までは若干の登り勾配が延々と続きます。

やがて美並の道の駅に付きます。

美濃の道の駅からちょうど10kmほど。

エアロポジションが続きがちですので、

時折きつい坂はダンシングを混ぜて腰と体の疲労を分散させるようにしています。

道の駅はやってませんが、休憩所があるので、そこでドリンクを飲みます。

通勤はノンストップで片道20kmを走っているので、10km間隔であれば結構追い込めます。

ここから八幡町、相生まで向かいます。約15kちょっと。

ここからも登り勾配が続き、体勢がきつくなってきます。

ちょいちょい坂が出てくるので、ここぞとばかりにダンシングを混ぜていきます。

郡上八幡の町の前に相生というちょっとした集落があります。

この相生のちょっと先に郡上八幡ホテルがあり、ここが休憩スポットになっているのでここで休憩。

ここから八幡まではもうすぐそこです。

関市⇒美濃市⇒美並町⇒郡上相生⇒郡上八幡というルート。

一気に八幡まで登り切ると後は城下をかるく散策します。

そうするとちょうど40kmになります。

やっぱり夏と比べると観光客が少ないですね。

お盆の徹夜おどりを思い出します。

あの時もずぶぬれで走ったっけ。

新町通から橋をわたって城下を渡り、寺を抜けて城下町プラザで休憩します。

流石に31日ともなるとここも開いていません。

海外からとおぼしき観光バスが2台。

周りの視線が手先ぐらい”痛い”ので

ちょっとひなたぼっこしてからすぐにダウンヒルとも言うべき往路です。

ここまでの速度の平均は28.2kmです。

前回がおそらく25.0km程度だったとおもいますので、

ホイール+タイヤの効果なのでしょうが

劇的というほど巡航速度が上がっていることがわかります。

帰りは下り基調なのでこちらも自然スピードが出ます。

実はリアのスプロケットもホイールに合わせて変えており、

リアスプロケGIANT-TCR1標準の12-28ギアから11-28ギア(105シリーズ)に変えています。

リアは数字が少ない方が最高速は出ますので、約8%程度高速側に振ったことになります。

前回クリテリウムでは45km以上の速度域が結構常用で、

12のリアギアですとケイデンスが上がりすぎて筋肉が疲労してしまったので今回多少改善したつもりです。

回転数が上がるほどにペダリングの下手さが際立ち、筋肉が疲労するということです。

さて、ここから4箇所位休憩スポットに立ち寄りながら一気に帰ってきました。

心拍はキツイですが、最高に気持が良いですね。

エアロポジションで高速巡航(当社比)していると嫌なことも全て消し飛ぶようです。

風を切り裂くように進むエアロポジションは本当にたまりませんなぁ・・・

距離80km

往復で平均時速29.0km/h

ということになります。

前回は26.2km/h

程度でした。

前回でも相当がんばってますが、

今回自分でもびっくりするほど効果が出たようです。

当然前回も今回も休憩スポットに立ち寄りながらですので、80kmをノンストップではなく、

しっかり休憩を挟んでいます。

ですがそれでも大幅に早くなってきていることがわかります。

ホイールはジャイアントTCR1に最初からついている

PR-2ホイール約2kgから前後で300g軽量化しました。

さらにタイヤ(旧パナレーサーツーキニスト)で前後200g軽量化ですので、合計500gの軽量化。

ホイール・タイヤ周りを軽量化したことで

下記の変更点があったかと思います。

1.各種軽量化。

2.スポーク数低減による空気抵抗の低減。

3.エアロスポークによる空気抵抗の低減。(円筒状のスポークから平板状のスポークへ変更)

4.リム高のアップによる空気抵抗の低減。

といったメリットがあるかと思います。

結論

ホイールとタイヤを交換することで、

大幅に走力がアップする。

多分ホイールを変えて早くなるかどうか。

という事で真剣に迷われている方の一助となればと思います。

これが自転車側のメリットです。

乗り心地とかそういう繊細なことは”ゴリラ”とか言われてますので、

はっきり言って全くわかりません。

自転車の機材側だけでなく

人間側も実はいろいろ特徴があります。

自転車乗り。ロードレーサーにはいろんなタイプ(脚質)があります。

スプリンター:最高速度が高い瞬発系タイプ(競輪選手のようなタイプ)

クライマー:登りが得意なタイプ

パンチャー:急激なアップダウン、加減速、アタックが得意なタイプ

ルーラー:比較的高速を長時間にわたって維持出来るタイプ

オールラウンダー:様々なタイプを併せ持つオールマイティーなエースタイプ

などです。

自分のように

毎日通勤が信号が少ない一本道の高速巡航(当社比)のタイプ

にはこうしたセミディープリムのホイールがとても適していると思いました。

本当はオールラウンダーやスプリンターになりたいですが、どうも違うよう。

自分もスプリントの最高速度は本当にしょぼいですし、

登りもまた登れない系です。

パンチの効いた加減速は一番苦手ですぐに太い足が回らなくなります。

唯一、一定速で単独で走り続けるのがどちらかと言うと好きです。

というわけで

脚質的には(しょぼめの)ルーラーかな。

というわけで、

今年も朝から絶好調です。

仕事も自転車もがんばるぞー!!

次回からはいよいよ嫁さんがクロスかロードバイクを買うお話。

に進展がありましたので、続報で行きたいと思います。

嫁さんがクロスかロードを買うお話はこちら

 

 

 

 


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