クレームから学ぶこと 雨漏り編 ?

前回の続きです。

 

結露だと思い、天井裏を見せていただきましたが、非常に綺麗でサビはほとんどありません。

直感的にこれは結露ではないだろうと思いました。

 

天井裏には断熱材は入っておりませんが、換気口の配置がよく、天井裏の通気が上手く確保出来ているようです。

 

PH試験紙を使った結露、雨水の判別試験をしようとおもっていましたが、その必要はなくなりました。

 

そこで次に最後のパターンである外壁について調べるために、

お客様立ち会いのもと、散水試験を行いました。

 

当然外壁の目地はシーリング工事がしてあります。

 

ただし、意外な盲点がありました。

 

P1090742

数年前にシーリング工事をしたところです。

目地部分はしっかりと変成シリコンが詰め込まれていますが・・・

 

拡大していただくと・・・

 

画面中央にヒビが入っているのがわかります。

 

散水試験で外壁に水を当てると・・・

 

10分~20分で

水が室内のサッシからこぼれてきました。

 

原因が分ったので、お客様もとても喜んでいただきました。

こういう瞬間がこの仕事をやってとても嬉しいとおもう瞬間です。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今回のケースは特殊なケースです。

何が特殊かといいますと、

1前回やった工事店がシーリング工事をしたにもかかわらず外壁のヒビを見落としていた。

2シーリング工事によって逆に水漏れのリスクが高まったということ

 

1のケースは分ります。

では2のケースはどういう事なのでしょうか?

 

次回詳しく説明したいと思います。


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