クレームから学ぶこと 雨漏り編 ?
前回の続きです。
結露だと思い、天井裏を見せていただきましたが、非常に綺麗でサビはほとんどありません。
直感的にこれは結露ではないだろうと思いました。
天井裏には断熱材は入っておりませんが、換気口の配置がよく、天井裏の通気が上手く確保出来ているようです。
PH試験紙を使った結露、雨水の判別試験をしようとおもっていましたが、その必要はなくなりました。
そこで次に最後のパターンである外壁について調べるために、
お客様立ち会いのもと、散水試験を行いました。
当然外壁の目地はシーリング工事がしてあります。
ただし、意外な盲点がありました。
数年前にシーリング工事をしたところです。
目地部分はしっかりと変成シリコンが詰め込まれていますが・・・
拡大していただくと・・・
画面中央にヒビが入っているのがわかります。
散水試験で外壁に水を当てると・・・
10分~20分で
水が室内のサッシからこぼれてきました。
原因が分ったので、お客様もとても喜んでいただきました。
こういう瞬間がこの仕事をやってとても嬉しいとおもう瞬間です。
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今回のケースは特殊なケースです。
何が特殊かといいますと、
1前回やった工事店がシーリング工事をしたにもかかわらず外壁のヒビを見落としていた。
2シーリング工事によって逆に水漏れのリスクが高まったということ
1のケースは分ります。
では2のケースはどういう事なのでしょうか?
次回詳しく説明したいと思います。