中山道を通って東美濃、恵那、中津川に行くお話。その2
さて、ずぶ濡れになってノレンをくぐると
カウンターのお客さんがこちらをジロジロ。
まぁ確かにウエアが目立ちますからね。
ようこそ。というわけでカウンターに座ると、
日替わりランチを注文します。
お店の方がすかさずこの味噌汁を出してくれました。
”あ・・・・暖かい。”
こんなにうまいご飯を食べたのは久しぶりです。
若干低体温+エネルギー切れっぽくなっていたようです。
カウンターと座敷とテーブルに地元の方と思しきお客さんがたくさんあります。
となりのおじさんがこちらに向かって話しかけてきました。
”にいちゃん、どっからきたんや!?”
”関からです。”
となりのとなりのおじさんが笑いながら
”ちょうど60kmくらいか!?”
”ええだいたいそんな感じです。(70km)”
”なんかみどころとかあるんですか?”
”昔は石と林業がすごかったんや。”
”ただ、、、、
今は
なぁんもないな。蛭川は。”
”そうですか。”
”あっそう言えば❢❢”
”エビスヨシカズいるやろ!?”
”ええ”
”アレの蛭子のエビが蛭川のヒルなんよ❢❢”
”・・・・・・・・・・・・・・・なるほど~~”
などと蛭川をとりまく政治経済情報についてひとしきり意見交換会をしましたよね。
(どんな交換会だ❢❢)
店主さんも混ざって座談会がはじまります。
”ここは居酒屋なんやけど、昼ばっか有名になっちゃって❢
この人らも昼ばっか来て夜来やんのよ(笑)”
この人らも昼ばっか来て夜来やんのよ(笑)”
店内に賑やかな声が響き渡ります。
テーブルの人たちも話に加わります。
ここは多分ドラクエで言う酒場みたいなもんなんですね。
なので居酒屋、例え昼が満席で夜はアレでも。
この村に一件の居酒屋がみんなのコミュニティの場になっているようです。
”付知・・・・付知行くにはどっち言ったら良いんですかね。”
また前回のように山を目指していくと思いきや、
みなさんと分かれて店を出ようとすると、
隣のおじさんが、
”道案内したるわ❢❢”
言いました。
どうやるんやろ?!
思って外に出て出発しようとすると、
後ろからクラクションが。
視ると軽トラにのったさっきのおじさんと2人がこちらを向いて前に出て手信号をします。
着いてこい。
そう言ってるんだと思います。
軽トラについていくべくモリこぎをしていくと、
グングンスピードが上がっていきます。
30-40----50❢❢❢
限界を迎えようとした時、ふいに右折
ウィンカーの存在など等に忘れたかのようなF1スタイル。
そして軽トラの急加速❢❢
こりゃ、、、、
クリテリウム・・・????
栗てリウムや・・・・❢❢❢
やがて三叉路に付くとおじさんたちが車をおりて
”こっち行ったら付知いくで❢❢”
教えてくれました。
グーグルマップを見れば速いですが、それでもなんか嬉しかったですね。
全力で手をふると付知に向かって走り出しました。
付知川にそって広がる付知は、長野県との県境であり、どこか長野の松本盆地を思わせるような雄大な自然が広がっています。
北中津地域では大変大きな町です。
いつしか天気は回復基調にあり、雨はやみつつありました・・・
次回に続く