住宅設備業界の三国志

 

弊社を取り巻く環境も含めて話が出来ればと思います。

 

このところ住宅の着工件数が落ちてきています。

それに従い、住宅設備メーカーが合従連衡をおこなっています。

 

代表的なものが球団買収で話題になった

住生活グループ=リクシルです。

これは

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1.トステムさん、INAXさん、新日軽さん

などが統合してできた巨大住宅設備グループです。

これに対抗してできたのが、

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2.大建工業さん、YKKAPさん、TOTOさんのグループ

さらに

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3.パナソニック電工さんグループ

 

による三国志のような競合関係です。

 

合併、グループ化自体は規模の経済でトップを目指そうとする当然の流れの様な気がします。

 

どのグループもメガグループと呼ぶにふさわしいですが、

特にリクシルのグループの合併は加工工業にものすごい影響がありました。

 

例えばグループ内のメーカーのトイレ部材部門がまるごとINAXさんに集約されるなどで下につらなる加工業者さんの仕事が0になるという影響があります。

 

前回のお話にもありましたが、ある基材メーカーが化粧板を内製化したという事がありました。

 

住宅関連では大きな流れが①内製化と②合併、グループ化③海外への移管

があり、仕事量の激減につながっています。

 

加工屋さんの数が減っているのが現状です。

機械屋さんの話では感覚値で5年前の半分になったという事でした。

 

トマト工業では早くからこういった動きに対し、小さな仕事の比率を増やしてきましたが、

これほどまでに大きな影響がでるとは思いませんでした。

 

独立系企業の減少は需要と供給のバランスを崩していきます。

 

今後こういった受け皿の減少で小口発送の需要はどんどん増えてくるのではないかとわくわくしています!

 

トマト工業は今後も濁流のそばの小川に住むような仕事を目指していきたいと思います。


住宅設備業界の三国志”へ2件のコメント

  1. EGファイト より:

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    建材市場も合併が進んできましたね。

    弊社も工務店ですが、こうした動きでメーカーの力がつよくなるのが少し心配です。

  2. トマト より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    建材メーカーについては今後もずっとこうした動きが続いてくるのでしょうね。

    今までバラバラに注文していた物が、トータルのコーディネートができたり、たとえば外壁、屋根、フローリングなどをトータルで選んだりできるという消費者のメリットがあると思います。

    ニーズからいくとこうした動きもやむなしという感じですね。

    ただ今度メーカーが強くなりすぎて消費者の声がとどかなくなってしまったら問題ですが。。。

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