トマト工業のCADCAM事例を紹介します。
特徴:ハイスピードマシニング(HSM)
3Dモデルのピュアデータを利用し、ポリゴン変換を行わないことでスムーズなツールパス(切削軌道)を実現するテクノロジー
工具の微振動を抑え、なめらかな切削肌を実現しています。
既存のツールパスよりも最大75%の高速化を実現しています。
特徴:フィーチャー認識加工
2D、3Dモデルから孔系状を自動認識
オペレータはまとめて自動で加工定義ができるので、プログラミングを効率化できます。
最大41%のプログラミング速度の向上
特徴:スマートプレーン
3次元形状のモデルに対しCADオペレータはXYZの座標を認識することなく面で座標平面を指定できます。
より直感的に3D形状の切削定義が可能となります。新規ラーニングコストの削減を実現しています。
特徴:Tomato-Processing-definition(TPD)
これまでに培った開発案件、試作案件の加工定義をすべてクラウド上のデータベースにて保存管理
切削物に最適な切削回転数、送り速度、回転方向などのデータがストックされています。
日々アップデートを施すことで、だれでも高度な加工がすぐにできるようにしています。
加工に至るまでの加工工程が、圧倒的に少なくなり、納期、加工開始までが高速化します。
2021年総務省クラウド実践大賞奨励賞
特徴:ハイブリッド3Dモデリング
ソリッドモデル、サーフェスモデル、ワイヤフレームなどのモデルを一元的に管理するシステム
それぞれ製図上使いやすい用途において、ソリッド、サーフェスコマンドを使えるようになるためプログラミングが効率化しています。
だれでも使いやすいCADによって最短納期を実現しています。
特徴:CU:キャドユニティ
国内のマシニングセンタを自社のCADCAM基準にて統一化
オペレータはそれぞれの機械ごとにCADCAM操作を覚える必要がなくあたかも1台の機械を扱う感覚でCADを製図、CAMにて転送が可能になります。
これにより、作業効率のアップ、教育時間の72%効率化、修理時のバックアップ体制構築、突発的納期のカイゼン、リユース機械の活用、修理保全のマニュアル化などTOMATO工業の革新的なテクノロジーの核となっています。
2021年総務省クラウド実践大賞奨励賞
特徴:クラウドマニュアル
すべての機械に、クラウド上で見ることができるマニュアルを整備
ソフト的なクラウドマニュアルによって、3DCADCAMの教育を効率化、ハード的な機械補修保全についても担当自らが編集者となってマニュアルを編集、共有することで誰でもわかりやすいメンテンナンス知見を共有しています。
修理復旧作業の迅速化、修理費用の削減による低コスト加工、納期短縮など
2020年総務省クラウド実践大賞奨励賞
特徴:全員オペレータ
生産に関わる人材の必修項目として3DCADCAMの習得を義務付けています。
また営業、経営管理など付随作業に関わる人員もすべて習得義務があるため、急な欠員や、突発的な需要増加においてもマンパワーがボトルネックとなることがありません。
安定した納期対応、加工効率の上昇など
2021年総務省クラウド実践大賞奨励賞
特徴:Eアシストデータ転送
生産データは、社内全域にわたるWIFIによってすべての工作機械から直接加工データをダウンロード出来る仕組みになっています。
まるでテトリスのように空いた工作機械を利用できるので、工程がムラなく、平準化でき、納期を高速、最適化できます。
2021年総務省クラウド実践大賞奨励賞
特徴:ダイヤミーリング
加工に最上級の工具であるダイヤモンドPCDツールを標準装備
過去の多くの加工知見から得られたダイヤチップ、刃数、角度の刃物を使用しています。
突発的な加工依頼であっても最適なツールパス、加工定義により効率的に加工ができるようになっています。
特徴:24時間無人運転
建材の加工において、無人の運転を実現しました。
長時間稼働が必要な量産品について、完全無人を実現しているので、低コストで夜間運転が可能と成っています。(DC684)