※直近1期は予測値
財務格付ランク90点/100点中
全業種偏差値 2期平均70.2 (上位2%相当)

財務バランス分析

トマト工業平均企業
収益性9550
流動性7550
安定性9250
成長性6850
効率性7150
5種平均80.250.0
収益性総資本経常利益率90
売上高経常利益率100
キャッシュフロー比率100
流動性流動比率90
現預金比率80
流動資産その他流動資産率50
安定性自己資本比率90
純資産倍率90
有利子負債利子率90
成長性売上高増加率30
自己資本増加率80
経常利益増加率90
効率性総資本回転率60
売上債権回転期間70
買入債務回転期間70

財務バランス分析について

流動性については前期と変わらず。ただし引き続き自動化、高度化への投資額が多いため余剰流動性は変わらず。
安定性については極めて高い自己資本比率により安定成長を続けている。純資産倍率、有利子負債利子率も高評価
収益性についてはコロナ下でも高い経常利益率を誇っている。これは現場の地道な改善活動や、加工の自動化、IOTなど最先端の取り組みによるものだと推察される。
工場では、最新鋭の3DCADCAMによる加工や、オフィスでのRPA、クラウドを使った高度化などに定評がある。
成長性では売上こそ減少したものの、自己資本の積み増し、経常利益の増加で平均以上を維持している。
効率性については、生産性の高い設備投資を行っているため、今後に期待される。

キャッシュフロー分析

オペレーティングCF18,415
税引き後営業利益4,665
減価償却費13,760
貸し倒れ引当金増加額-10
メンテナンスCF49,781
運転資本増加35,354
設備投資額14,427
フリーCF-31,366
負債返済CF25,075
戦略配分CF-55,442
自己資本比率44.90%

キャッシュフロー分析について

営業キャッシュ・フローを安定的に生み出しているが、あわせて積極的な投資キャッシュフローを生み出している。
財務キャッシュフローでは、長期借り入れの増加などでキャッシュフローの補填を行っている。

総評

工場の加工はその多くがデジタル加工に移行しつつある。
マシニングセンタや、最新鋭ビームソー、ロボット有孔加工機、ロボパネルなど高い生産性をほこる自動加工機が増えているため、生産性、収益性をおしあげている。
しかし強みの本質はそこではなく、内部の細かい改善活動や、3Dプリンタ等を使った現場の創意工夫にある。
オフィスでもRPAをつかった自動化や、店舗統合ソフト、自動発注システム、商品アップロードツールトライデントなどオリジナルの仕組み改善により高い生産性を実現している。
また国、県、市町村などの支援活動に積極的に応募し、収益性を確保している。

総評:中小企業診断士・データ元:財務情報データOKBデータによる。