ケイカル板とは

ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)はけい酸質原料、消石灰、パルプ等補強繊維が主原料の不燃ボードです。
オートクレーブ養生という手法で結晶化させておりますので、湿気などでの寸法変化、反りなどが少なく品質が安定してるという特徴があります。
ケイ酸カルシウム板は腐食しないという特徴があります。
ケイカル板の価格は5ミリ厚で650円程度と非常に安価です。



特徴

不燃認定商品
国交省認定の不燃建材商品となります。
耐火建造物のパーツになったり不燃性が必要な建物や部品に使用されます。

高い曲げ強度
比重0.8と軽量で曲げ方向によって粘り強いという特製があります。

加工性
切断性、加工への高い適性があります。

断熱性
木材に比する断熱性をもちます。

寸法安定性
石膏ボードと比して湿気に強く、反りや収縮が少ない特徴があります。


標準寸法

厚み5681012
幅×長さ910*1820、910*2420等
標準質量kg/u4.75.67.59.411.3
枚あたり質量3*6板kg/枚7.89.312.415.518.7


用途

直接建材用途
内壁、天井、軒天、不燃パネル断熱板、トイレブース

間接建材用途
塗装化粧板基材、シート系化粧板基材、Dボード化粧板基材

部品用途
耐火部品、配電盤断熱材、燃焼剤敷板、燃焼剤天井板、コンロ敷板、各種祭等出店物敷板、プラント設備断熱板、電器用耐火板、機械用耐火断熱パネル、配電盤内壁板


商品名

商品名不燃認定番号JIS番号メーカー
ハイラックNM-2773JISA5430A&Aマテリアル
ヒシタイカNM-8578.NM-8576JISA5430アイカテック建材(旧三菱マテリアル建材)
チヨダセラボードNM-8578


加工方法

切断について
・電動丸ノコを使用します。集塵機をつけることを推奨いたします。
・手作業で切断する場合は、表面に筋をつけます。裏側からなんども切れ目を入れてチョコレートをおるように折って割ります。
・切断面はバリがでますので、サンドペーパーにて研摩してください。

穴あけ加工について
・電動ドリル・ホールソーを使用します。
・任意の穴を開けるには、サイディング用自在ホールソーなどを使用して下さい。(神沢 自由錐 厚板用B型 K-102等)
・切断面にバリがでた場合、サンドペーパーにて研摩して下さい。


2次加工

カット加工トマト工業内製任意寸法に切断します。
NC切削トマト工業内製異型、◯型に切削していきます。
文字入れトマト工業内製板の表面に文字を入れます。
シート貼りトマト工業内製板にシートを貼っていきます。
塗装トマト工業内製板に塗装します。カラーは任意でも可。
面取りトマト工業内製板の切断目に面をとります。C面、R面など。
貼合トマト工業内製板と板を貼り合わせます。異種材でも可。
シーラー・プライマートマト工業内製表層に強化用塗料を塗ったりアルカリ止めを施します。
研削協力工場様板の表面を削りだし、表面を綺麗にしたり、厚みを揃えたりします。


アスベストについて



上記資料のように第三者機関においてアスベストについてはトマト工業でも独自に調査を継続しています。

アスベストは過去日本でも問題になった建材の補強繊維です。
長期発がん性などの問題から現在日本国内においては基本的に流通していません。

◎自社調査における見解◎

1.日本製、国産のケイカル板についての見解
日本製のケイカル板についてはアスベストが混入されていないことが現状継続して確認されています。

2.海外製、主に中国製のケイカル板についての見解
自社調査の中で中国製建材については高い危険性があるという見解を持っております。
現在流通しているケイカル板(商品名珪藻土バスマット)などが該当の製品となります。

中国製のケイカル板の加工依頼を受けるケースがあります。
「中国製のケイカル板についてはセメントの混入やアスベストの混入の可能性を否定出来ない」
という観点からトマト工業では2次加工を一切お断りさせていただいております。

アスベストについては発がん性の問題、作業環境上の問題があります。
含有セメントについてはカドミウム、鉛、六価クロムなどの重金属系の組成について危険性があります。

また建材内に一定数セメント系素材、石材、鉄粉、スラグ、残留粉、不明金属、汚物、スチロールなどが混入していた経緯があります。

こういった製品を加工するということはたとえ安価であっても従業員の健康被害の問題や、お客様へ間接的であっても何かしらの被害の可能性があることが懸念されます。

たとえ利益が上がったとしてもこれらの流通を促進させることは道義上好ましくないと考えております。

そのため持ち込みについても海外製(主に中国製)については加工をお断りさせていただいております。
あらかじめご了承ください。



中国製建材において危険性が懸念されうる素材について
該当部 材料 継続調査 調査機関 加工可否 溶出範囲 危険性判定
補強繊維 アスベストAタイプ 外部試験機関 × 補強繊維 要調査・危険性高
アスベストBタイプ 外部試験機関 × 補強繊維 要調査
アスベストCタイプ 外部試験機関 × 補強繊維 非該当
重金属 カドミウム 外部試験機関 × セメント由来 含有有
六価クロム 外部試験機関 × セメント由来 含有有
外部試験機関 × セメント由来 含有有
その他重金属系 外部試験機関 × セメント由来 要調査
※海外向け、特に中国品については加工が一切できません。
 偽って持ち込んだ場合、損害賠償に発展する可能性もあります。
※中国製品については危険性判定状況報告書2015をまとめてあります。


デメリットは?

アルカリ分が強く粉を吹いているため無処理での接着がむずかしいです。
量産の際は特殊な刃物が必要です。
薄物については取扱いに注意が必要です。

比重の違い

比重が低い程軽く成り、比重1.00を境に水に浮くか沈むかします。

合板0.65
MDF0.80
ケイカル板0.80
ハードボード1.00
1.00
フレキシブルボード1.60

フネン建材の用途は?

さまざまな用途に使用されています。
システムキッチン部材
住宅の天井材
住宅の軒天材
住宅の耐力面材
内壁材
耐火扉の内材
耐火壁の内材
外壁材
新幹線遮音材
美術工芸

ケイカル板の派生品とは

以下のような物があります。
シーラー処理品
研磨品
含水率調整品
特尺品